...無残にも磔(はりつけ)に懸けられた...
芥川龍之介 「じゅりあの・吉助」
...ですから杜子春は無残にも...
芥川龍之介 「杜子春」
...地面の上に敷かれた美しい錦の若葉を無残にも喙(ついば)み尽した...
魯迅 井上紅梅訳 「鴨の喜劇」
......
今村恒夫 「歩哨戦」
...無残にも目覚めさせた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...無残にも膝下(しっか)に組敷いているのは...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...その朝あれほど無残にも死傷者を出した連中にとっては...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...しかし無残にも漆喰は残らず落ちて...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...自分のごまかしが無残にも図星を指されて見ると...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...この闖入者は無残にも...
中里介山 「大菩薩峠」
...無残にも蛙の夫婦を殺して行くものだから...
夏目漱石 「門」
...あの関東の大震災の時無残にも圧死し...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...昔は老年になりてものの役に立たぬ人を無残にも山谷(さんこく)に捨てし地方もありきとぞ...
正岡子規 「俳諧大要」
...無残にも引きちぎられた悲しみとも...
山本禾太郎 「仙人掌の花」
...無残にも渓流まで落ちない中途で...
吉川英治 「剣難女難」
...公孫越は満足して、帰路についたが、途中、森林のうちから雨霰(あめあられ)の如き矢攻めに遭って、無残にも、立往生のまま射殺されてしまった...
吉川英治 「三国志」
...無残にも闘い仆れ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...無残にも斬り伏せたか――」「…………」武蔵の面(おもて)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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