...ですから杜子春は無残にも...
芥川龍之介 「杜子春」
...僕等は無残にもひろげられた跡を向う両国へ引き返しながら...
芥川龍之介 「本所両国」
...無残にも脚下に蹂躙(じゅうりん)せられ...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...なにしろ、思いがけない大地震のため、堅牢を誇っていた警視庁は、無残にも、半壊してしまった...
海野十三 「第五氷河期」
...無残にも刺し殺してしまいました...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...無残にも主人の手で打ち落されてしまつた...
薄田泣菫 「茶話」
...その朝あれほど無残にも死傷者を出した連中にとっては...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...しかし無残にも漆喰は残らず落ちて...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...無残にも霊山を食い物にしている...
中里介山 「大菩薩峠」
...無残にも足を踏みすべらして...
中里介山 「大菩薩峠」
...氷は無残にもバリバリとはじけ切れているのであって...
中谷宇吉郎 「スポーツの科学」
...あの関東の大震災の時無残にも圧死し...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...フランス王ルイ十七世の無残にも衰頽した姿であった...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...無残にも摘取って地獄の口へ追いやってしまった...
久生十蘭 「湖畔」
...ああ無残にも間に合わなかったか...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...公孫越は満足して、帰路についたが、途中、森林のうちから雨霰(あめあられ)の如き矢攻めに遭って、無残にも、立往生のまま射殺されてしまった...
吉川英治 「三国志」
...無残にも北条方の武士の手で殺されました...
吉川英治 「私本太平記」
...無残にも闘い仆れ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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