...彼は虚無思想に傾倒している...
...虚無思想は哲学的な考え方の一つだ...
...虚無思想にのめり込んでしまった友人に心配している...
...彼女は虚無思想に基づく小説を書いている...
...虚無思想に関する本を読んで勉強している...
...その無思想を今はっきりと俺は自分のうちに感じた...
高見順 「いやな感じ」
...私は極貧の家に生れながら、農民の事を書いた小説などには、どうしても親しめず、かえって世の中から傲慢(ごうまん)、非情、無思想、独善などと言われて攻撃されていたあなたの作品ばかりを読んで来ました...
太宰治 「風の便り」
...かえって無思想の人の表情なのです...
太宰治 「風の便り」
...私は無思想です...
太宰治 「斜陽」
...むざんにも無学無思想の男であったが...
太宰治 「トカトントン」
...こうした中間文学的無思想の真空をうめるための...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...無思想と同じことなので...
戸坂潤 「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」
...まず第一に心配すべきは無思想と無体系――世界を把握し実在を捕捉する――であり...
戸坂潤 「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」
...無思想と無体系との自己弁解と云われても仕方があるまい...
戸坂潤 「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」
...彼のにこやかな楽観主義、たえず他人に尽くさんとする不断の活動性は、深い虚無思想を、自分で見るのも恐ろしい致命的な落胆を、その下に覆(おお)い隠していたのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私もまた世の多くの虚無思想家が墮ち入るべき...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...それこそ私のやうな虚無思想家が信ずる所の...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...虚無思想を奉じてゐた...
牧野信一 「或る日の運動」
...資本主義文化が体現するところの、虚無思想、唯物思想の機構の中に、血も涙も無い無良心な、獣性丸出しの優勝劣敗哲学と、功利道徳の行き止まり状態を発見したに違いない...
夢野久作 「近世快人伝」
...虚無思想が生んだ...
夢野久作 「甲賀三郎氏に答う」
...しかも近代的な唯物観から来た虚無思想と...
夢野久作 「戦場」
...社会主義者と同様の虚無思想であり...
夢野久作 「路傍の木乃伊」
...その眞中にどうでもいいといふ全然無思想といふ潮流もある...
吉川英治 「折々の記」
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