...料理があまり得意でなく、無器用な私はよく調味料を間違えてしまいます...
...彼は運動音痴で、無器用なのでスポーツは苦手です...
...手先が器用でない人ほど、無器用に見えるものです...
...無器用ながらも、一生懸命に手を加えた手作りのプレゼントに感動しました...
...細かな作業に向いているとは言えないので、無器用な私は毛糸で編むことはできませんでした...
...しかし独歩の「無器用」と云はれたのは全然理由のなかつた訣ではない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...しかもきわめて無器用に思いついた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...クリストフの拙劣さや無器用な言葉などがいかに滑稽(こっけい)であるかを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いかに僕が無器用であるにせよ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...気短かな無器用な太い筆跡でぬりつぶした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...極めて無器用な潜入ぶり...
中里介山 「大菩薩峠」
...無器用な手つきで炊事もしたし...
中村地平 「霧の蕃社」
...無器用な手で自分の着物をつくろったり...
中村地平 「霧の蕃社」
...無器用に積み重ねられているだけであった...
夏目漱石 「明暗」
...ドビュッシーは無器用で臆病(おくびょう)で...
野村胡堂 「楽聖物語」
...やがて手の甲で無器用に涙を払うと...
久生十蘭 「魔都」
...無器用な手つきで煙草を喫(ふか)しながら呟いだ...
牧野信一 「或る日の運動」
...凡そ器用と無器用はあつても無技巧と呼ぶ可き作家の存在を知らない自分には想像がつかなかつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...ガッタンと無器用に動き出した汽車はカンナの花の真盛りの構内花壇を通りすぎると...
「鏡の中の月」
...無器用な作りを見せた笛にも...
室生犀星 「笛と太鼓」
...元来無器用な人であったらしく...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...つくづく自分の無器用さに愛想を尽かす事さえある...
夢野久作 「創作人物の名前について」
...芸の無器用な鴉黒吉が...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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