...銭の無さそうな豆腐屋が言わあ...
泉鏡花 「婦系図」
...題目はこんなに好(い)いのだが出来そうも無さそうだ...
魯迅 井上紅梅訳 「幸福な家庭」
...それに多分(フェーリングみたいに)あんなにぞんざいでは無さそうだ...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...あまりに分別が無さ過ぎ...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...けれども淋しさうな頼り無ささうな顏色であつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...つくづく自分のだらし無さに呆れて...
太宰治 「風の便り」
...なんでも無さそうにして答えた...
太宰治 「デカダン抗議」
...小刻みの急ぎ足で家から逃げて行く姿の情無さ...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...この現象は日本に於ける戦争ジャーナリストに対するたより無さと...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...無さすぎると考えまする...
直木三十五 「南国太平記」
...按摩夫婦や浪人者や小博奕打は關係が無ささうです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...只(ただ)そればかりでも無さそうで...
二葉亭四迷 「浮雲」
...力無さそうにベッたり...
二葉亭四迷 「浮雲」
...外人部落なんぞとは何んの交渉も無さそうにいずれもそっちには強情に背中を向けて...
堀辰雄 「晩夏」
...手に立つものが無さ過ぎるぞ! 日光より宇都宮へ出て...
三好十郎 「斬られの仙太」
...周囲五里までは無さそうに見えるけれども...
柳田国男 「海上の道」
...是れは他に例の無さ相な築城法である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...不自由が無さ過ぎるのだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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