...明(みん)の万暦(ばんれき)の初(はじめ)中(みんちゆう)連江といふ所の人蛤を剖(わり)て玉を得(え)たれども不識(みしらず)これを烹(に)る...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...可二烹而食一レ之...
高木敏雄 「比較神話学」
...割烹店の奥庭に面したお座敷で大あぐらかき...
太宰治 「おしゃれ童子」
...前橋でも一流中の一流の割烹(かっぽう)店でございました...
太宰治 「火の鳥」
...都下知名の紳士にして料理通を以て聞ゆる某氏は有名なる某倶楽部の割烹にも満足せざるらしく...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...うす汚れの割烹着をつけて...
豊島与志雄 「自由人」
...そこは割烹旅館になってるものですから...
豊島与志雄 「無法者」
...その割烹旅館とやらへ...
豊島与志雄 「無法者」
...病室では炊事割烹(すいじかっぽう)は無論菓子さえ禁じられている...
夏目漱石 「変な音」
...その家は割烹旅館のやうな家構へで...
林芙美子 「多摩川」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...馬琴の『烹雑記(にまぜのき)』の大意にいわく...
南方熊楠 「十二支考」
...メフィストフェレス何を烹(に)るやら...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...6095烹(に)たり...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ぼってりと盛りあがった乳房が割烹着の上からあらわな形をみせて...
矢田津世子 「女心拾遺」
...それかといって今さら軍手や割烹着類を店ざらしにするような小商人になり下がるくらいならと依怙地な老主人は店を閉ざしてしまったが...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...長暖簾は割烹店、すし屋、そば屋その他の飲食店、あるいは男女雇人口入れの慶庵ぐらい、もっとも真田の縁を取った慶庵の暖簾などはあまりくぐり栄えのせぬ野暮な代物、転じて暖簾の屋号を見ると、大抵は先祖出身の国々、江戸名物の伊勢屋稲荷に犬の屎、その伊勢屋を筆頭に、近江屋、駿河屋、三河屋、相模屋、越前屋などはどこの町内にも見受けたくらい、東海道、東山道は大概揃っていたが、今はそれらも本名の何々商店と改まって、暖簾の数も減ったわけ...
山本笑月 「明治世相百話」
...白い割烹着(かっぽうぎ)で座敷天ぷらの長箸(ながばし)を使いながらハゲ天氏がしみじみと「義仲って者も...
吉川英治 「随筆 新平家」
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