...為体(えてい)が分らないでえら困りやした」「塩町の湯屋は親類ですか」「親類ぢやありやしねえが...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...」それならこの為体(ていたらく)は一体どうしたのかとでも言いたそうに...
徳田秋声 「仮装人物」
...何か為体(えたい)の知れない悪臭で...
徳田秋声 「チビの魂」
...戻って来たってえ為体(ていたらく)さ! そら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...まだ生煮えのものがあるという為体(ていたらく)であった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...魂も身に添わぬ為体(ていたらく)であった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...もう顔にはそれが小指の半分くらいしか残っていないという為体(ていたらく)であった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...頓と見当もつかない為体(ていたらく)であった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...借りる方でも聊かおっかなびっくりの為体(ていたらく)であった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...左の車輪が右の車輪より高く持ちあがるといった為体(ていたらく)であった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...あいた口がふさがらない為体(ていたらく)であった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...一様に開いた口を塞ぐことも出来ない為体(ていたらく)であつた――一同の面前には村長の義妹が立つてゐたのである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...糸だけ残っているという為体(ていたらく)であった...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...一体どこへ行ったのやら皆目わからない為体(ていたらく)であったからである...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...そのあと何が何だか為体(えたい)のわからないことを歌い出すと...
正岡容 「寄席行燈」
...プラーゲに順次征服されている為体は日本人の恥曝しだ...
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」
...「誰やら為体(えたい)が分りませぬ...
吉川英治 「三国志」
...自分の為体(ていたらく)を見...
吉川英治 「源頼朝」
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