...落下する火の点々が見える...
梅崎春生 「幻化」
...籾(もみ)の山が何か玩具じみて点々と遠く視野を連っていた...
梅崎春生 「日の果て」
...野山に山百合の白い花が点々と目立ち...
高村光太郎 「山の秋」
...帆影点々といそがしげに江上を往来し...
太宰治 「竹青」
...そこではお喋舌りや独りごとや合点々々や懐疑的な身振りは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...点々とした日の光……...
豊島与志雄 「「自然」」
...道路に点々倒れている人...
永井隆 「長崎の鐘」
...眼(めんめ)をつぶつて点々(ぼちぼち)も視た...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...点々としていた桃の木もみんな伐(き)られてしまった...
林芙美子 「落合町山川記」
...その木かげに点々と落ちこぼれている日の光の工合が云いようもなく爽(さわ)やかだった...
堀辰雄 「菜穂子」
...その木かげに点々と落ちこぼれている日の光の工合が云いようもなく爽やかだった...
堀辰雄 「楡の家」
...白い砂のうえに黒い点々になって行く男たちの一行を...
本庄陸男 「石狩川」
...尖った緑の珠のような点々がこまかいあみめとなってよりあって...
「朝の風」
...点々と大洋に散らばる島々を伝わって沖縄に入ったものと思います...
柳宗悦 「民藝四十年」
...点々と小さな影が落ちているのに気づいた...
山川方夫 「十三年」
...人の住むらしい屋根が点々と望まれてくる...
吉川英治 「新書太閤記」
...私の頭の上には咲きほころびた梅の花が点々と輝いている...
和辻哲郎 「「自然」を深めよ」
...茄子の紫色が葉陰から点々と見えているだけで...
和辻哲郎 「夢」
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