...わだつみの灘(なだ)は荒れて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...鹿島灘(かしまなだ)に対して...
海野十三 「空襲下の日本」
...木挽町、灘万...
高浜虚子 「五百五十句」
...灘まで運転しているんですか」「そうです...
谷崎潤一郎 「細雪」
...酒も灘酒(なだ)に匹敵するやうなのが出来た...
田山花袋 「朝」
...どうして船がひとりで相模灘まで流れて行った?……しかし...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...下関が集散地になっているだけで、河豚は瀬戸内海はもちろん、玄海灘でも、どこの海でもとれる...
火野葦平 「ゲテ魚好き」
...縹渺(ひょうびょう)たる響灘(ひびきなだ)を望む景色のよさと...
火野葦平 「花と龍」
...最近十数年間に起こった大地震をあげてみると、昭和十四年男鹿半島、同十五年積丹半島沖、同十六年長野、同年日向灘、同十八年鳥取、同年野尻湖附近、同十九年東南海、同二十年三河、同二十一年南海道、同二十三年福井、同二十四年今市、同二十七年十勝沖、同二十八年房総沖とほとんど毎年大地震が発現した...
武者金吉 「地震なまず」
...村吏尋灘浅...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...酒なら灘の生一本...
森本薫 「華々しき一族」
...玄海(げんかい)とか響灘(ひびきなだ)とかいう海上の地名と同じい...
柳田國男 「地名の研究」
...この相模灘(さがみなだ)みたいな広い原ッぱを控えているんだぜ...
吉川英治 「江戸三国志」
...響灘(ひびきなだ)のとどろきがある...
吉川英治 「私本太平記」
...金沙灘(きんさたん)の対岸の茶店から報(し)らせがありました...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼は早くも鴨嘴灘(おうしたん)から船に乗りかけていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ゆうべ寝て通った燧灘(ひうちなだ)や...
吉川英治 「随筆 新平家」
...やがて播磨灘(はりまなだ)の闇をひらいて...
吉川英治 「茶漬三略」
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