...更に東に進んで遠州灘(えんしゅうなだ)沖と...
海野十三 「空襲葬送曲」
...矢追村の南に真黒な海水をたたえている大戸神灘(おおとがみなだ)の真只中に...
海野十三 「地球盗難」
...「ああ、灘の生一本か...
海野十三 「地球要塞」
...頼山陽(らいさんよう)の唄ったあの天草の灘から...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...風濤(ふうとう)の険悪を以て聞えたる鹿島灘(かしまなだ)があります...
中里介山 「大菩薩峠」
...灘(なだ)の生一本(きいっぽん)が五升」「上菓子は解っているが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...灘(なだ)の生一本を取寄せて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――灘(なだ)の酒造家より...
林芙美子 「新版 放浪記」
...菱垣の船印(ふなじるし)がねえや」「灘(なだ)の酒廻船(さけかいせん)か」「新酒船(しんしゅぶね)は八月のことでえ」「土佐の百尋石船(ひゃくひろいしぶね)か」「石船にしちゃア船腹(ふなばら)が軽すぎらい」「それにしても...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...カナダなどから引揚げた邦人二千四百名を乗せた第二回交換船の帝亜丸は時雨のような舳波(へなみ)の音をたてながら遠州灘を走っていた...
久生十蘭 「ノア」
...(3)昭和六年十一月二日日向灘地震の発光昭和五年伊豆地震の後...
武者金吉 「地震なまず」
...日向灘における発光地点は一カ所ではなかったように察せられるが...
武者金吉 「地震なまず」
...響(ひびき)の灘(なだ)も無事に過ぎた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この相模灘(さがみなだ)みたいな広い原ッぱを控えているんだぜ...
吉川英治 「江戸三国志」
...これは灘のものよりのめるとあつて...
吉川英治 「折々の記」
...梁山泊(りょうざんぱく)の金沙灘(きんさたん)には...
吉川英治 「新・水滸伝」
...三名は舟で金沙灘(きんさたん)を送って行き...
吉川英治 「新・水滸伝」
...あすこに灘(なだ)の樽(たる)がみえるようだが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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