「灌」の意味
水を注ぐ
小説での「灌」の使い方
...その最初の発現が道灌山の出来事であったともいえるのである...
高浜虚子 「子規居士と余」
...注(つ)ぎ出し口を我か身の方に向け之に唇を觸(ふ)れて器を傾(かたむ)け飮料を口中に灌(そそ)ぎ込(こ)みしものの如く思はる...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...田圃並に緑園の中に流を灌ぐ人...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...玉川浄水(じょうすい)を分った灌漑用水である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...灌木の茂みも出来るだろう...
豊島与志雄 「白木蓮」
...世界にはながむるに足るべきあらゆる種類の苔(こけ)や草や灌木(かんぼく)があり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...首を洗って道灌山(どうかんやま)にきたりわれらの誅(ちゅう)りくをまつべし...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...桜に松の交った道灌山道(どうかんやまみち)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...葉の落ちた灌木(くわんぼく)の林の中をぶら/\歩いたが...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...彼女は灌木に囁(ささや)きかけた...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...近くの灌木にまだつき纏つてゐるやうな彼方(かなた)の戰きを逃がさないやうにとしながら……」さう云つたやうな瞬間には...
堀辰雄 「春日遲々」
...灌木どもの緑いろをした炎を怯やかしてゐます...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「トレドの風景」
...つまり灌木の蔓をなしたもので...
牧野富太郎 「植物記」
...御所の灌仏の作法と同じようにすべてのことが行なわれた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...雪のない所は地を這ったねじれた灌木が満ち...
横光利一 「旅愁」
...低い灌木(かんぼく)の枝が手をつないで拒止している...
吉川英治 「江戸三国志」
...それも鎧(よろい)の袖を灌木の枝にからまれて...
吉川英治 「三国志」
...この一川(せん)を灌漑(かんがい)としていた川下数十ヵ村の田や畑も...
吉川英治 「私本太平記」
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