...遥かにこの南半球の濠洲のサンデー砂漠地帯の一区劃(くかく)に移駐(いちゅう)することを許された次第(しだい)であった...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...そして下には遥かに濠洲(ごうしゅう)が見えている...
海野十三 「流線間諜」
...この種類の女は遠く新嘉坡(シンガポール)や濠洲(ごうしゅう)あたりまでも...
徳田秋声 「縮図」
...つぎに濠洲までの所要石炭をたっぷり積込むことができ...
服部之総 「黒船前後」
...自分のそばに濠洲兵が一人立つてゐた...
林芙美子 「瀑布」
...契約期限の切れた濠洲帰りの潜水夫を船長にしてダイバー・ボートの船団を組織した...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...おれたち三人は濠洲にもう五年いるから...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...濠洲ではよく気候不順にやられ...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...濠洲の北岬(ほくこう)...
久生十蘭 「手紙」
...私の父は濠洲へダイバー(潜水夫)の出稼ぎに行き...
久生十蘭 「手紙」
...ここから濠洲まででも行きます...
久生十蘭 「手紙」
...濠洲だ」といって...
久生十蘭 「手紙」
...ニュウ・オランダ(濠洲の古名)の海岸に沿って...
久生十蘭 「南極記」
...二度目に濠洲へ行った其の帰りだった...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...濠洲からダアバンまでワラタ号に乗って来て...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...この船は喜望峰廻り濠洲行きの...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...濠洲等のこのムジナモには...
牧野富太郎 「ムジナモ発見物語り」
...大阪商船の濠洲(メルボルン)通いで...
夢野久作 「焦点を合せる」
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