...水を加えたときに乳濁する...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...すがすがしい朝の空気を濁すように聞こえて来た...
有島武郎 「或る女」
...こう云ってお茶を濁す...
伊藤左千夫 「浜菊」
...『いづれ、ゆつくり考へて見申さむ』と、お茶を濁す...
大町桂月 「夜の高尾山」
...詞(ことば)を濁す...
田中貢太郎 「山姑の怪」
...ありふれた連関づけをしてお茶を濁す他に知恵は出ないだろうと思う...
戸坂潤 「思想としての文学」
...あの人も不幸続きで……と依田氏は言葉を濁すのである...
豊島与志雄 「田舎者」
...よいおかただけれど……と言葉尻を濁すので...
豊島与志雄 「無法者」
...昨日は清澄であっても明日は混濁することがある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...小説家その筆漸く意の如くならずその作また世に迎へられざるを知るや転じて批評の筆を取り他人の作を是非してお茶を濁す...
永井荷風 「一夕」
...虚栄は人の心を濁す...
永井隆 「この子を残して」
...御茶を濁すことにした...
濱田耕作 「石鏃の思出話」
...あんまり川を濁すなよ...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...「あんまり川を濁すなよ...
宮沢賢治 「さいかち淵」
...それに反して斯う云ふ風な仕事をしまするのは國語を濁すのであります...
森鴎外 「假名遣意見」
...なんとなく言葉を濁すような感じだったが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...自然矢代も妹にだけは言葉を濁す癖があった...
横光利一 「旅愁」
...」定めしこう云うような表情が彼女の笑顔を濁すことだろうと矢代は思ったが...
横光利一 「旅愁」
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