...彼女はいつも取澄まして...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...又もとの窟(あな)へはいりしゆゑ我(わし)は窟(あな)の口に居(ゐ)て雪車哥(そりうた)のこゑやすらんと耳(みゝ)を澄(すま)して聞居(きゝゐ)たりしが...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...木のうえで野生の若い雄鶏が澄んだするどい声で鳴き...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...私が時どきお酒を持って来てあげますから」「そいつはありがたい」真澄はそれから女を対手(あいて)にして飲んでいたが...
田中貢太郎 「岐阜提燈」
...澄太君の好意で稿料を受取る...
種田山頭火 「其中日記」
...実際問題を回避しようとする高尚な行ない澄ました解釈哲学の...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...今晩頭の割れたお化(ばけ)が出るなどと澄子をからかいながら...
豊島与志雄 「変な男」
...彼女は澄みきっているとも言えるほどだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...弁信さんお前は知らないあたしがどこにいるかお前にはわからないだろう海は広く山は遠い向うにぼんやりと山と山の上にかすんで見えるのは富士の山甲州の上野原でもあの塔の上では富士の山が見えたのに弁信さんお前の姿が見えない清澄の茂太郎は...
中里介山 「大菩薩峠」
...人間の音声には黄色いのも濁ったのも澄んだのも太いのも色々あって...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...底が見えるほどよく澄んでおります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二月の空は南方(ミデイ)特有の深い紺碧に澄み渡る...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...耳を澄ますと川波の音のようなものがきこえる...
久生十蘭 「魔都」
...スマシとは謂つても十分に澄明なものでは無かつた筈である...
柳田國男 「食料名彙」
...水澄んでさまざまの藻が茂っていた...
柳田国男 「雪国の春」
...澄みわたった空に浮き上ったまま...
横光利一 「旅愁」
...秋の大気は澄んでいた...
吉川英治 「剣の四君子」
...ひとつの大事をそちに打け明けたいと思う」澄みきった双眸(そうぼう)があたりへ動いた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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