...彼らは戦場で大敗して、残兵たちが潰走していった...
...森の中に潰走(かいそう)してしまった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...戦場――と祖父は潰走の場所を呼んでいた――から驚くほど遠くに来てしまっていたのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...退却はそこでは潰走(かいそう)に終わるのほかはなかったであろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...反撃して敵の大軍を潰走させ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...敵を驕(おご)らせて味方は潰走(かいそう)して見せる...
吉川英治 「三国志」
...四方に潰走(かいそう)してしまった...
吉川英治 「三国志」
...呉軍は潰走を余儀なくされたが...
吉川英治 「三国志」
...決して醜い潰走はしていません...
吉川英治 「三国志」
...潰走(かいそう)した蜀兵はみな城中にかくれて...
吉川英治 「三国志」
...馬ものの具を捨てわれがちに潰走しだした...
吉川英治 「三国志」
...なぜかと、魏の諸将は疑ったが、曹操は、蜀兵の潰走が、ほんとでないとみたので、大事をとったものだった...
吉川英治 「三国志」
...敵は敵みずからの恐怖に追われて潰走をつづけ...
吉川英治 「私本太平記」
...敵の強大に輪をかけて騒ぐのは潰走兵(かいそうへい)の常ではあるが...
吉川英治 「私本太平記」
...賤(しず)ヶ岳(たけ)から潰走(かいそう)するありさまを見ると...
吉川英治 「神州天馬侠」
...潰走(かいそう)する味方にまじって...
吉川英治 「新書太閤記」
...潰走(かいそう)し出したものといえよう...
吉川英治 「新書太閤記」
...潰走する扶たちの部下も何十人となく討たれた...
吉川英治 「平の将門」
...われがちに潰走(かいそう)し...
吉川英治 「源頼朝」
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