...彼らは戦場で大敗して、残兵たちが潰走していった...
...そういうプロレタリア芸術運動の潰走期であったために...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...それでもなお彼らを潰走せしめるにはいたらなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...潰走(かいそう)をつづけた...
吉川英治 「三国志」
...討ち損じたと……あの赤壁から潰走した敗残困憊(こんぱい)の兵でありながら...
吉川英治 「三国志」
...ひたすら潰走する敵を急追して...
吉川英治 「三国志」
...むなしく長安へ潰走した...
吉川英治 「三国志」
...その潰走を一方へ争ッて行くしか...
吉川英治 「私本太平記」
...三月十七日寄手(よせて)ことごとくこれを破却(はきゃく)菊池一類は本地へ向つて潰走(くわいそう)のままお味方総勢目下□追撃に移りをり肥後半国以上もはや風(ふう)に靡(なび)いて御座候ふとの報(しら)せだった...
吉川英治 「私本太平記」
...敵の強大に輪をかけて騒ぐのは潰走兵(かいそうへい)の常ではあるが...
吉川英治 「私本太平記」
...賤(しず)ヶ岳(たけ)から潰走(かいそう)するありさまを見ると...
吉川英治 「神州天馬侠」
...敵は一たまりもなく潰走(かいそう)したのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...やがて南のほうへ一路潰走(かいそう)しはじめた...
吉川英治 「新書太閤記」
...潰走(かいそう)する味方にまじって...
吉川英治 「新書太閤記」
...備後(びんご)方面へ潰走(かいそう)してしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...ごっちゃにした潰走兵(かいそうへい)の一かたまりが...
吉川英治 「新書太閤記」
...出ばなを、叩かれた形で、下野勢の先鋒は、敗れては退き、戦っては破れ、後方へ潰走した...
吉川英治 「平の将門」
...一ノ谷から潰走(かいそう)した大半の敵は...
吉川英治 「源頼朝」
...この敗戦は収拾の拙さによって全軍の潰走となり...
和辻哲郎 「鎖国」
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