...彼らは戦場で大敗して、残兵たちが潰走していった...
...謀叛人どもはもう一度潰走したのだろうと思う...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...戦場――と祖父は潰走の場所を呼んでいた――から驚くほど遠くに来てしまっていたのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...先を争う潰走(かいそう)だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ことごとく潰走したという...
南方熊楠 「十二支考」
...日本の独自な潰走の情熱とたたかっているかということについての研究は...
宮本百合子 「巖の花」
...敵はこの攻撃・その針の痛さ・に堪えかねて潰走した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それからの潰走中に...
吉川英治 「三国志」
...討ち損じたと……あの赤壁から潰走した敗残困憊(こんぱい)の兵でありながら...
吉川英治 「三国志」
...ひたすら潰走する敵を急追して...
吉川英治 「三国志」
...三月十七日寄手(よせて)ことごとくこれを破却(はきゃく)菊池一類は本地へ向つて潰走(くわいそう)のままお味方総勢目下□追撃に移りをり肥後半国以上もはや風(ふう)に靡(なび)いて御座候ふとの報(しら)せだった...
吉川英治 「私本太平記」
...敵の強大に輪をかけて騒ぐのは潰走兵(かいそうへい)の常ではあるが...
吉川英治 「私本太平記」
...潰走(かいそう)する味方にまじって...
吉川英治 「新書太閤記」
...いったんここに潰走(かいそう)を止めても...
吉川英治 「新書太閤記」
...ごっちゃにした潰走兵(かいそうへい)の一かたまりが...
吉川英治 「新書太閤記」
...「潰走(かいそう)する足利の大軍を追いかけ追いかけして...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...われがちに潰走(かいそう)し...
吉川英治 「源頼朝」
...一ノ谷から潰走(かいそう)した大半の敵は...
吉川英治 「源頼朝」
...辛うじて三好党を潰走させることが出来たが...
和辻哲郎 「鎖国」
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