...彼は小説の潤色を頼まれた...
...映画脚本に曲を追加するために、潤色が加えられた...
...この原稿はまだ潤色が必要です...
...演出家が劇の構成を潤色した...
...作曲家がオペラの音楽を潤色した...
...多少の潤色を加へたものである...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...潤色(elaboration)を欲すると共に創造を欲する...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...潤色は在(あ)るものをよりよくすることであり...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...そして社会の内容は益(ますます)平安となり、潤色され、整然たる形式の下に統合されるだろう...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...潤色と共に創造を欲する...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...この狂いを潤色し...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...年を逐ひて刪修潤色の功をつみ...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...他人の話から盗んで潤色したのもある...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...作者が少しあくどく潤色してつくり上げた...
太宰治 「新ハムレット」
...もしその上に少しばかり潤色(じゅんしょく)を施(ほどこ)し...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...彼がちょいちょい立寄るおでん屋を潤色したものらしく...
豊島与志雄 「在学理由」
...寧ろ或る者は、S中尉の卒直な、飾りつ氣のない物語を聞いて、若しさうだつたとすれば、少くとも自分が自らの戀物語に對して加へた、故意の潤色や、或は假構の美化を内心恥ぢたいやうな氣がしたかも知れません...
南部修太郎 「S中尉の話」
...潤色がすぎるようである...
野村胡堂 「胡堂百話」
...少しばかり誇張されたり潤色(じゆんしよく)されたり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...具體的形容とこの世ながらの潤色とをもつて理解に役立たうとしたが...
波多野精一 「時と永遠」
...文学を以って堕落を潤色(じゅんしょく)していたのだ...
二葉亭四迷 「平凡」
...性慾の発展の描写が巧(たくみ)に人生観などで潤色(じゅんしょく)されてあって...
二葉亭四迷 「平凡」
...文学の実際は人間の堕落を潤色(じゅんしょく)して...
二葉亭四迷 「平凡」
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