...及び鮮紅色の漿果(み)若干である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...黒く赤い漿果! われわれは塵をあげて路を急いだ...
石川欣一 「山を思う」
...パスチーラ果実や漿果を砂糖蜜で煮とかし...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...それは三叉の緑(あを)みがかつた漿果があつて種子を包んでゐる...
牧野信一 「卓上演説」
...これらの漿果の一つが大きな音響を発して爆裂する...
牧野信一 「卓上演説」
...漿果を検べて、それに斯る生気を与へるところの弾機を捜(さぐ)つて見たまへ...
牧野信一 「卓上演説」
...しかしそれは下位子房からなった漿果で...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...その球面に多数の子房の成熟して赤色をなせる球形多汁の漿果が付着しているのである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...ブドウの実は誰れでも知っているように甘い液汁を含んだ漿果で味が佳(よ)い...
牧野富太郎 「植物記」
...なお精密にいえば漿果中(しょうかちゅう)の柑橘果(かんきつか)と呼ぶべきものである...
牧野富太郎 「植物知識」
...少しばかりの漿果(しょうか)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...蔭(かげ)った岸を蔽える灌木の漿果(しょうか)を食うため滞留す...
南方熊楠 「十二支考」
...静かに漿果を味わう...
南方熊楠 「十二支考」
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