...[実験]鉄の存在を検出するにはワイン・グラス1杯の水に没食子の24時間抽出液を数滴入れる...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...そうして滴粒が互いに衝突するとそれが膠着してしまう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...空廊に響く滴水の音...
石川啄木 「渋民村より」
...十口坊、先日風呂屋にて卒倒したりとて、一滴も口にせず...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...もう簔虫のわき腹に一滴の毒液が注射されるのであろう...
寺田寅彦 「簔虫と蜘蛛」
...しきりに水滴が垂れる...
豊島与志雄 「聖女人像」
...液體(えきたい)の一滴(てき)をも攝取(せつしゆ)することが出來(でき)ないにも拘(かゝは)らず...
長塚節 「土」
...初めから微水滴でなくて氷晶が出現する温度を決める実験をした...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...雲というものは直径百分の数ミリという水滴である...
中谷宇吉郎 「雪を降らす話」
...此の女の持って居る滴るような媚態や...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...痙攣的に顫える手で額部に滴る冷たい汗を拭っている...
牧逸馬 「双面獣」
...血汐の最後の一滴まで続けられた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...生命が一滴一滴と流れ去るのを見まもりながら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我傍らに咲く花はわが傍らに咲く花は傷より滴(た)るゝ血の如し...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...暫(しばら)くすると露の滴(したゝ)る紅薔薇(べにばら)の花を沢山(たくさん)持つて来られた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...そしてなお余滴(よてき)まで舌なめずるごとく飲みほして...
吉川英治 「新書太閤記」
...ぽんぽんと血が滴(した)たっているようだ...
蘭郁二郎 「鉄路」
...ある時は一滴(てき)一滴(てき)...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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