...大勢は終に滔々として渠らを置去りにした...
内田魯庵 「四十年前」
...本能に従わん奴(やつ)は生存しておられんさ」と滔々(とうとう)として弁じた...
田山花袋 「少女病」
...また滔々(とう/\)と流して行(ゆ)く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...尚も滔々(とうとう)として輸入されつつあった...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...笈川が滔々(とうとう)とその奉書の書状を読み上げました...
中里介山 「大菩薩峠」
...滔々(とうとう)としてまくし立てる...
中里介山 「大菩薩峠」
...早くもそちらに立って滔々(とうとう)と説明をはじめました――「これなるは有名なる醍醐の枝垂桜(しだれざくら)...
中里介山 「大菩薩峠」
...他の作家をして片言隻句すら容易に纏めしむる餘裕を與へぬ先に如是閑君は滔々として常人の思も寄らぬ事を...
夏目漱石 「「額の男」を讀む」
...彼の舌の先から唾液(だえき)を容赦なく我輩の顔面に吹きかけて話し立てる時などは滔々滾々(とうとうこんこん)として惜(おし)い時間を遠慮なく人に潰(つぶ)させて毫(ごう)も気の毒だと思わぬくらいの善人かつ雄弁家である...
夏目漱石 「倫敦消息」
...滔々たる文章の流れこそあれ...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...この滔々たる勢いにはまことに致し方もなく...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...心に礼ある人を尋ねなば滔々(とうとう)たる天下幾干(いくばく)かある...
村井弦斎 「食道楽」
...日本の辺鄙(へんぴ)福岡地方の能楽を率いて洋風滔々の激流に対抗し...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...焦(こ)げつくほど欲しい浪人が滔々として天下に満ち満ちている状態である...
夢野久作 「近世快人伝」
...滔々(とうとう)と...
吉川英治 「大谷刑部」
...ふたたびこの汚名と弱味(よわみ)は拭(ぬぐ)われませぬぞ」滔々(とうとう)...
吉川英治 「新書太閤記」
...権門に媚(こ)びる徒輩の滔々(とうとう)として横行する澆季(ぎょうき)を歎じているが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...ついに地下水が作った洞窟に到達した滔々たる流れは共同してより内部の深淵を穿っていった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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