...滔々(とうとう)として魂に押しよせてくる...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...滔々(たうたう)としてこんな事を辯じ出した...
芥川龍之介 「饒舌」
...そして馬車が官舎に着くまで滔々(とうとう)と意見を披露して大臣に口をきく暇をさえ与えなかった...
有島武郎 「星座」
...今でも猶だ其根性が失せないから大きな詐偽や賭博(ばくち)の欺瞞(いかさま)をやつて実業家だと仰しやいますヮ……」と滔々(たう/\)と縁日の口上口調で饒舌(しやべ)り立てる大気焔に政治家君も文学者君も呆気(あつけ)に取られて眼ばかりパチクリさせてゐた...
内田魯庵 「貧書生」
...「臣夙ニ鉱毒ノ禍害ノ滔々底止スル所ナキト民人ノ痛苦其極ニ達セルトヲ見テ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...本能に従わん奴(やつ)は生存しておられんさ」と滔々(とうとう)として弁じた...
田山花袋 「少女病」
...また今の時節には少しどうかと心配されるような非戦論を滔々(とうとう)と述べ聞かすのであった...
寺田寅彦 「変った話」
...また滔々と流して行く...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...彼女(あれ)や此女(これ)や足袋(たび)とりかえるような――」「そう雄弁滔々(とうとう)まくしかけられちゃア困るて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...武男は限りなき愛の滔々(とうとう)としてみなぎるを覚えつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...滔々(とうとう)たる世間並みのおきてになっているが...
中里介山 「大菩薩峠」
...汝が呪詛の滔々と流れ流れるを感ずるのです...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...あるいは無意識のうちに滔々(とうとう)とすべりだして来る悪口である...
本庄陸男 「石狩川」
...西洋の学問が滔々として入り来り...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...日本の辺鄙(へんぴ)福岡地方の能楽を率いて洋風滔々の激流に対抗し...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...滔々(とうとう)として...
吉川英治 「三国志」
...滔々(とうとう)と...
吉川英治 「親鸞」
...見ゆるかぎりが一聯の瀑布となつた形でたゞ滔々と流れ下つてゐる...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
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