...ガラスの覆面も滅茶滅茶に壊(こ)われてしまっておった...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...滅茶滅茶になった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...内部の棚は滅茶滅茶にこわされて...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...その他表面にある附属物は一切滅茶滅茶に破損して...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...若者は滅茶滅茶にソースをぶっかけた「牛(ぎゅう)てん」をおかずにして...
高見順 「如何なる星の下に」
...しかし私の心はすっかり滅茶滅茶になっていて...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「黄色な顔」
...おまけに主人がもうけたものをお嫁さんが滅茶に使ってしまうので...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...その証拠なるものは滅茶滅茶に鋏を入れ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...熊鷹(くまたか)に餌(えさ)を奪われるように滅茶滅茶にされてしまうのが心外でたまらなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...娘のお染を滅茶滅茶にされたって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...溝泥(どぶどろ)で滅茶滅茶になっておりますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「あッ」中には娘浜路が滅茶滅茶に縛られた上...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「容易のことで手籠(てごめ)にされる親分じゃありませんが」滅茶滅茶に取乱した死骸から顔を反(そむ)けて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...赤い蟹(かに)が足もとに這って来るのを滅茶に踏み殺すと急にどっと瞼が熱くなって来たのだった...
北條民雄 「いのちの初夜」
...引返したところで今日の一日は滅茶滅茶に決つてゐる...
牧野信一 「創作生活にて」
...気づかぬ間に涙が滅茶滅茶に流れ出てゐた...
牧野信一 「毒気」
...その敵を滅茶滅茶に斬り伏せた...
吉川英治 「新書太閤記」
...これが県の町与力とは呆れたもんだこと! よくもおまえさんゆうべは私の舞台を滅茶滅茶にしてくれたわね...
吉川英治 「新・水滸伝」
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