...大饑餓夢圓(まどか)なる滄溟(わだのはら)...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...伊藤さんの小田原の滄浪閣の前の方の砂や大磯の別荘の前の砂が...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...滄桑の感なしとせず...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...滄洲は溜息をつき/\...
薄田泣菫 「茶話」
...滄海の宏濶なるを思い...
高木敏雄 「比較神話学」
...安心したまえ」滄客は言った...
田中貢太郎 「劉海石」
...一月あまりすると死ぬところだった」滄客はそこで婢や僕の背も調べてもらった...
田中貢太郎 「劉海石」
...似たり高鳴る滄溟の狂瀾岸の岩拍ちて怒潮うづまき吠ゆるさま...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...15暗澹として滄溟のうねり高まり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ただ一滄だけがいつまでも杯を手にしていました...
豊島与志雄 「立札」
...」張一滄は朱文の胸を突きとばそうとしましたが...
豊島与志雄 「立札」
...彼が蒼い顏をして澤畔に行吟してゐると、其所へやつて來た漁父が、『滄浪之水清兮、可三以濯二吾纓一...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...滄海(そうかい)に飲食す〉...
南方熊楠 「十二支考」
...したがって尾閭禁ぜず滄海(そうかい)竭(つ)きた齶蠅(がくよう)連は更なり...
南方熊楠 「十二支考」
...滄洲(そうしゅう)翁も意外だと思った...
森鴎外 「安井夫人」
...滄洲翁は中風で、六十九のとき亡くなった...
森鴎外 「安井夫人」
...滄州の街道はずれを行けば...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――そしてただ滄州(そうしゅう)の片ほとりに...
吉川英治 「新・水滸伝」
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