...あの溌溂たるゴリラの測り知られぬ精力を...
海野十三 「大脳手術」
...溌溂(はつらつ)たる令嬢...
海野十三 「流線間諜」
...溌溂(はつらつ)と春さきの気品を見せていた...
徳永直 「麦の芽」
...尚ほ且つ生氣溌溂たる政治家たるを失はざるに比すれば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其処に映ずる凡ての物象は溌溂たる生気に覚醒(めざ)むる...
豊島与志雄 「蠱惑」
...溌溂たる運動を待ち望んでいるかのような心地がした...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...健全に溌溂と酔っ払う者は至って少い...
豊島与志雄 「別れの辞」
...人間の運動が東京よりも溌溂(はつらつ)と自分の眼を射るように思われたり...
夏目漱石 「行人」
...溌溂さとがあった...
葉山嘉樹 「浚渫船」
...生気溌溂たる陽気な所を求めて...
二葉亭四迷 「予が半生の懺悔」
...溌溂としない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...多樣の生々溌溂たる作品を生産するであらうが...
槇本楠郎 「プロレタリア童謠の活用に關する覺書」
...これを了解して初めて溌溂たる意義の流れていることが見られるのである...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...精神が微妙に溌溂に動いて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...かような活力と元気とに依って溌溂と蘇らせられつつあるのを見ると...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...必ずやピンピン溌溂たる人間の...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...鮪(まぐろ)と鯛(たい)と鰹が海の色に輝きながら溌溂(はつらつ)と上って来た...
横光利一 「花園の思想」
...溌溂(はつらつ)と跳(は)ね反(かへ)らせる風...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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