例文・使い方一覧でみる「渾名」の意味

...彼の渾名は「ジョン」です... 彼の渾名は「ジョン」ですの読み方

...あなたの渾名を教えてください... あなたの渾名を教えてくださいの読み方

...私の渾名は「ピカチュウ」です... 私の渾名は「ピカチュウ」ですの読み方

...彼女は渾名を使ってもいいと言っていました... 彼女は渾名を使ってもいいと言っていましたの読み方

...渾名と本名、どちらを呼んだらいいのか迷いますね... 渾名と本名、どちらを呼んだらいいのか迷いますねの読み方

...現に仏画師はダアワのことを蓮華（れんげ）夫人と渾名（あだな）している... 現に仏画師はダアワのことを蓮華夫人と渾名しているの読み方
芥川龍之介「第四の夫から」

...完（まった）くこの忠諫（ちゅうかん）を進める所から来た渾名（あだな）である... 完くこの忠諫を進める所から来た渾名であるの読み方
芥川龍之介「忠義」

...人の活血（いきち）を火吸器（すいふくべ）と渾名（あだな）のある男なり... 人の活血を火吸器と渾名のある男なりの読み方
泉鏡花「活人形」

...丸万という姓がまるで渾名（あだな）であるかのように... 丸万という姓がまるで渾名であるかのようにの読み方
高見順「いやな感じ」

...」「……渾名だろう... 」「……渾名だろうの読み方
豊島与志雄「自由人」

...おれはこの時からこの坊主に山嵐（やまあらし）という渾名（あだな）をつけてやった... おれはこの時からこの坊主に山嵐という渾名をつけてやったの読み方
夏目漱石「坊っちゃん」

...――ほかの人に無暗（むやみ）に渾名（あだな）なんか... ――ほかの人に無暗に渾名なんかの読み方
夏目漱石「坊っちゃん」

...この渾名（あだな）を発明した男はその後技師になって今は北海道にいる... この渾名を発明した男はその後技師になって今は北海道にいるの読み方
夏目漱石「満韓ところどころ」

...それでカッパードシヤという渾名が付いた... それでカッパードシヤという渾名が付いたの読み方
夏目漱石「模倣と独立」

...姓はペン渾名（あだな）は bedge pardon なる聖人の事を少しく報道しないでは何だか気がすまないから... 姓はペン渾名は bedge pardon なる聖人の事を少しく報道しないでは何だか気がすまないからの読み方
夏目漱石「倫敦消息」

...彼が彼女を“ペールラシェーズのヴィーナス”と渾名したことが... 彼が彼女を“ペールラシェーズのヴィーナス”と渾名したことがの読み方
バルザック　Honore de Balzac 中島英之訳「ゴリオ爺さん」

...いつも渾名の方が先にたってカアカアと鴉みたいな鳴声を出して... いつも渾名の方が先にたってカアカアと鴉みたいな鳴声を出しての読み方
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай　Васильевич　Гоголь）平井肇訳「死せる魂」

...百姓たちがプリューシキンに奉った例の渾名のことを考えて心の中でクスクス笑っている間に...
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай　Васильевич　Гоголь）平井肇訳「死せる魂」

...半鐘なんとやらという人聞の悪い渾名（あだな）に縁が有りそうで... 半鐘なんとやらという人聞の悪い渾名に縁が有りそうでの読み方
二葉亭四迷「浮雲」

...その「親切ごかし」なる渾名（あだな）に依ったものに違いなかった... その「親切ごかし」なる渾名に依ったものに違いなかったの読み方
牧野信一「鬼涙村」

...スッポンというのは養魚場の宇佐見金蔵の渾名（あだな）で... スッポンというのは養魚場の宇佐見金蔵の渾名での読み方
牧野信一「鬼涙村」

...出した！」あんぺと渾名（あだな）のある体操教師が怒鳴りながら駆けつけて来た... 出した！」あんぺと渾名のある体操教師が怒鳴りながら駆けつけて来たの読み方
「海流」

...泣き娘って渾名つけられちゃったんです――それがなおったんですけれどね……」私共は快く雨の夜景を眺め満足を感じつつ悠っくりそこに坐っていた...
宮本百合子「九月の或る日」

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