...彼の渾名は「ジョン」です...
...あなたの渾名を教えてください...
...私の渾名は「ピカチュウ」です...
...彼女は渾名を使ってもいいと言っていました...
...渾名と本名、どちらを呼んだらいいのか迷いますね...
...僕に自來也と云ふ渾名をつけたのも...
芥川龍之介 「軍艦金剛航海記」
...天(あめ)が下(した)の色ごのみなどと云う御渾名(おんあだな)こそ...
芥川龍之介 「邪宗門」
...古狐(ふるぎつね)と云う渾名(あだな)のある...
芥川龍之介 「仙人」
...僕はあいにく今日ではそれらの渾名を忘れている...
芥川龍之介 「追憶」
...あの人が無籍者だというのは単なる渾名だろう...
豊島与志雄 「自由人」
...菅原洋平に無籍者という影の渾名がついたのであろう...
豊島与志雄 「自由人」
...「伊勢乞食」という渾名がどこから出たか...
中里介山 「大菩薩峠」
...その人にはエギリスという渾名がついていた...
中谷宇吉郎 「長崎留学」
...あれは鳥じゃと渾名(あだな)すると同じようなものだのう...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...マドンナと云うのは何でも赤シャツの馴染(なじみ)の芸者の渾名(あだな)か何かに違いないと思った...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...「坊ちゃん」の中に赤シャツという渾名(あだな)をもっている人があるが...
夏目漱石 「私の個人主義」
...同書には「面白の駒」と渾名(あだな)せられた兵部少輔(ひょうぶのすけ)について...
橋本進吉 「駒のいななき」
...カーライルというのはあらゆる場合に渾名をつける大先生ですから...
深瀬基寛 「悦しき知識」
...半鐘なんとやらという人聞の悪い渾名(あだな)に縁が有りそうで...
二葉亭四迷 「浮雲」
...出した!」あんぺと渾名(あだな)のある体操教師が怒鳴りながら駆けつけて来た...
「海流」
...泣き娘って渾名つけられちゃったんです――それがなおったんですけれどね……」私共は快く雨の夜景を眺め満足を感じつつ悠っくりそこに坐っていた...
宮本百合子 「九月の或る日」
...優善には屁(へ)の糟(かす)という渾名(あだな)をさえ附けていたそうである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...渾名のとおりすばやく...
山本周五郎 「季節のない街」
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