...これが阿媽港甚内(あまかわじんない)なのです...
芥川龍之介 「報恩記」
...北見三國の呑吐港となり...
石川啄木 「菊池君」
...港の中には汽船(ふね)が二艘(にはい)...
石川啄木 「病院の窓」
...それは港街道の路傍(みちばた)の小山の上に枝ぶりの佳いのを見立てたので...
泉鏡花 「怨霊借用」
...サンフランシスコ出港後第十三日目のことであった...
海野十三 「恐竜島」
...またせっかく築いた港を砂で埋めたりするほうに使われています...
寺田寅彦 「夏の小半日」
...寒い夜風が港からまともに吹きつけて思わずぞっと首をすくめた...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...自分がちょっと清水港で用を足している間に...
中里介山 「大菩薩峠」
...木造船が港のなかにごちやごちやともやつてゐた...
林芙美子 「屋久島紀行」
...島根県の港)へ赴(おもむ)いたと報じたかとおもうと...
原民喜 「壊滅の序曲」
...前夜バルセロナの港を出帆(しゅっぱん)したコロナ号は...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...港営(こうえい)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...横浜のように早く開けた大きな港があって...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...四〇海港の罷市(ひし)は特別会議が流会したのにも拘らず...
横光利一 「上海」
...珈琲(カフエエ)を取つて案内者某君の香港(ホンコン)談を聞いた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...※田丸の此処(ここ)に入港せしと云ふを聞き...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...みな出港準備に其處へ來てゐた――ゴオドは自分も今は氷島人の妻になつて...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...室の津の辺から連れもどった港の妓(おんな)がその前身らしいのである...
吉川英治 「黒田如水」
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