...あの靴の下に仕掛けた浚渫機を働かせる...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...井卦には井泥・井谷・井渫・井甃・井洌・井收...
内藤湖南 「易疑」
...今度出来て来た詩集をみると「浚渫船」とある...
中原中也 「詩集 浚渫船」
...海を埋(う)めて粗野な街をひろげてゆく健康な三角洲をけなげな犯罪が花畑のやうに美しいほとりを堀割の麗しい濁流に沿ひて鮮な溺死体を迎へ涼しい肥料船へあひさつをかはしゆくてには水沫をあげる浚渫船の耀ける筋肉また...
仲村渠 「無機物地帯」
...抜刀で脅して有金を残らず渫(さら)って行く手際は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...僅かの間に江戸中の人氣を渫(さら)ひ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...土地の仲間にこの功名を渫(さら)って行かれたくないばかりの苦策(くさく)だったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お秀の家の窓下の川二間四方ほどのところを丁寧に渫(さら)ひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三十の大男がエテ物にさらわれるかよ」「天狗が渫(さら)わない代り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その上あの邊は渫(さら)つたばかりで自棄(やけ)に深いから危ふく溺(おぼ)れかけたところを――」「お話中だがネ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...浚渫船の胴っ腹にくっついていた胴船の...
葉山嘉樹 「浚渫船」
...折から浚渫中の秦淮の泥土は...
原勝郎 「貢院の春」
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逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
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三好達治 「短歌集 日まはり」
...――それは川渫いや土方しかできない者たちの集りだという...
山本周五郎 「さぶ」
...喰う米も無い(当時一升十銭時代)貧窮のただ中に大枚二円五十銭の小遣(催能の都度に祖父が費消する定額)を渫(さら)って弟子の駈り出しに出かけたので...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...渫(さら)いやら...
吉川英治 「脚」
...五年も浚渫(さら)ってないぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
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