...渦紋を見ていると、なんだか癒される...
...陶器には、美しい渦紋のデザインが施されている...
...スポーツカーのボディには、渦紋のようなデザインが入っている...
...この絵画には、複雑な渦紋のような筆使いが施されている...
...海底には、美しい渦紋を描いた生き物たちが生息している...
...彼れの眼の前を透明な水が跡から跡から同じような渦紋(かもん)を描いては消し描いては消して流れていた...
有島武郎 「カインの末裔」
...しばらく岸辺にたたずんで小川渦紋のながれやまぬ川面をながめ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その渦紋の回転数も少なく...
大手拓次 「「香水の表情」に就いて」
...薄青(うすあお)い渦紋(かもん)にかわり...
田中英光 「オリンポスの果実」
...黒い荷船の群集・乾燥した地表の展開・業病に傾いた建物の列・目的のはっきりしない小船の戦争・擾乱と狂暴と異臭の一大渦紋・そのなかを飛び交すあらびや語の弾丸・白い樹木・黄色い屋根・密雨のような太陽の光線――PORT・SAID...
谷譲次 「踊る地平線」
...指頭の渦紋人間の指の渦紋の形は生れ落ちてから死ぬるまで変らないもの故...
寺田寅彦 「話の種」
...皮膚の渦紋(かもん)となって人間の掌(たなごころ)にありありと沈黙していたのだ...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...而も深い深い有機性をもっている畏(おそ)るべき底広き渦紋が在る...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ゆるやかな渦紋さへその上に漂ふではないか...
柳宗悦 「和紙の教へ」
...これには単純なる渦紋(うずもん)などの模様あり...
柳田国男 「遠野物語」
...渦紋のように絶えず消えたり現われたりした...
山本周五郎 「めおと蝶」
...その渦紋の多寡(たか)はその文化程度を示している...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...睡蓮の花の間に渦紋の漂い密集した浮葉の群青のその配置は...
横光利一 「旅愁」
...湖水全體が一團となつて恐ろしい大きな渦紋(うづ)を卷くかと思はれる...
吉江喬松 「霧の旅」
...渦紋(かもん)がこの江戸表へ移ってから一層迷路の霧につつまれてしまった様子で...
吉川英治 「江戸三国志」
...おそらくその唐突(とうとつ)な出仕(しゅっし)に殿上でもまた同じような怪しみと静かな驚きの渦紋(かもん)がよび起されていたことであったろう...
吉川英治 「私本太平記」
...この渦紋を離れずにいるが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その渦紋の真ッただ中に巻かれ込むに違いない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??