...塔状渦巻のある貝の「属」で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...白い水蒸気が渦巻くやうに立つた...
石川啄木 「道」
...羽蟻(はあり)のやうに渦巻いて来た...
泉鏡花 「印度更紗」
...何となく濃(こまや)かな空気の渦を巻いているようなところだったのである...
田山花袋 「日本橋附近」
...一しきり二しきり堤下の桑畑から渦巻(うずま)いては...
寺田寅彦 「嵐」
...水中で動くときに起る水の渦動...
寺田寅彦 「教育映画について」
...羊の毛を山と積んだやうに渦巻いてゐる...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...後者の文章に熱と力と劇しい情感の渦が感じられる時...
南部修太郎 「氣質と文章」
...みずからその渦中(かちゅう)に飛びこみ...
新渡戸稲造 「自警録」
...このお竹を繞(めぐ)る異常な関心の渦の外に...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...進んで身を渦中に投ずるか...
平出修 「計畫」
...一般に信じられている考えでは、この渦巻は、フェロー諸島(7)のあいだにある三つの、これより小さな渦巻と同様に、「その原因、満潮および干潮にさいして漲落(ちょうらく)する波濤が岩石および暗礁の稜(りょう)に激して互いに衝突するためにほかならず、海水はその岩石暗礁にせきとめられて瀑布のごとく急下す、かくて潮の上ること高ければその落下はますます深かるべく、これらの当然の結果として旋渦(せんか)すなわち渦巻を生じ、その巨大なる吸引力はより小なる実験によりても十分知るを得べし」というのである...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...――それはさうとして此処では若者ぞろひの滝本側と堀口といふ財政整理者側の争ひが次第に村全体の渦巻を二手に分つて...
牧野信一 「南風譜・梗概」
...渦を巻きはじめる...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...好評の渦が彼女を取り巻いたように見うけられた...
三好十郎 「恐怖の季節」
...4115メフィストフェレスこの渦巻いている群集が皆升りたがって押すのだから...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...怖ろしい勢いで渦まいている...
吉川英治 「上杉謙信」
...闇(やみ)のそこに渦(うず)まいているようす...
吉川英治 「神州天馬侠」
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