...彼は渡世人として各地を旅している...
...渡世人のようになって、世の中を知りたいと思っている...
...渡世人の生き様に感銘を受けた...
...渡世人の物語を読んで感動した...
...渡世人のように転々とする生活に憧れている...
...越後屋重吉と云ふ小間物渡世で...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...その身渡世も致さず寶永十九年迄に田畑山林屋敷まで不殘賣拂ひ...
石川三四郎 「浪」
...多少とも暴力を常習又は渡世とする団体乃至個人を弾圧するということであって...
戸坂潤 「社会時評」
...子供の時から朝夕に母が渡世(とせい)の三味線(しゃみせん)を聴くのが大好きで...
永井荷風 「すみだ川」
...三下のぶしょく渡世もあり...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかもその怪しからぬと思うような職業を渡世(とせい)にしている奴は我々よりはよっぽどえらい生活をしているのがあります...
夏目漱石 「道楽と職業」
...質屋渡世で二万両の大身代を築き上げた田代屋(たしろや)又左衛門...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「そんな事になりませうか」「房五郎の身上はどんなものだらう」「あの通りの渡世(とせい)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...其営業渡世法の大体を心得て家計の方針を明にし其真面目(しんめんぼく)を知るは...
福沢諭吉 「女大学評論」
...「縁起をかつぐ渡世柄――ありがたいお見立て――」「こないだお訪(たず)ねのときも...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...スリーマン大佐の経験譚によればその辺で年々小児が狼に食わるる数多きは狼窟の辺で啖われた小児の体に親が付け置いた黄金(きん)の飾具を聚(あつ)めて渡世とする人があるので知れる...
南方熊楠 「十二支考」
...暫くするとまた飲みたくなりゃこそ酒屋が渡世が出来る理窟故ますます感心する...
南方熊楠 「十二支考」
...荒身かすりの渡世とは言いながら...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...世間の抜道を斜(はす)に歩く俺らのような渡世人にゃ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...好きで渡世人になった訳じゃないし...
夢野久作 「二重心臓」
...並居(なみい)る渡世人や百姓の面々は...
夢野久作 「名娼満月」
...渡世道具のてっぽう笊(ざる)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...抜荷屋渡世(ぬきやとせい)の仲間だろうと思うんで」「抜荷屋か? ……」と眼八も少しウンザリした顔だ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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