...彼は渡世人として各地を旅している...
...渡世人のようになって、世の中を知りたいと思っている...
...渡世人の生き様に感銘を受けた...
...渡世人の物語を読んで感動した...
...渡世人のように転々とする生活に憧れている...
...旅人對手の渡世だけに收入も多く人氣も立つてゐた...
石川啄木 「赤痢」
...相撲か、役者か、渡世人か、いきな処で、こはだの鮨(すし)は、もう居ない...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...子供の時から朝夕に母が渡世(とせい)の三味線(しゃみせん)を聴くのが大好きで...
永井荷風 「すみだ川」
...先は多寡(たくわ)が質屋渡世の田代屋ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...渡世や商売にしても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...油屋渡世で」「知ってるだけを話してみるがよい」平次の調子は冷たくて峻烈(しゅんれつ)です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この渡世を知って夫婦になったんでござんしょうから冗(むだ)なお追従(ついしょう)は抜きにしておきます...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...その家の渡世をいたしながら...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...賑やかな渡世をしていながら...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...何分、人気渡世は、一時の栄えは見せようが、行末長く同じ繁昌がつづくとも限らぬ――いや、そなたは格別であろうが、用心にしくはないのが、人の生涯じゃからな」――この手で、父親のことをも、汚らわしい深みに引き入れたのであろう――雪之丞は、胸のうちでそんな風に呪いながらも、「全く以(もっ)てお言葉通りでござります...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その性格や渡世にまで愛着を感じないわけにはいかなかった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...闇太郎が、嗤(わら)うように、「困りますねえ――そんな方を、よるよ中引ッぱッておいでなすっちゃあ――こちらは、役者渡世、そんなお人にかかわり合っていては、夜の目もろくろく合えませんよ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...しかし筑波を荒したのが三ン下にしろ渡世人のはしくれだったと...
三好十郎 「斬られの仙太」
...渡世の看板もこれですたれる...
三好十郎 「斬られの仙太」
...刀抜いてるわよ」「刀を抜いてる? お侍の果し合か」「ううん」「じゃ渡世人か...
山中貞雄 「森の石松」
...ほとけ心があるならばこんな渡世はしていないどうせ根からの葦そだち風と水とで暮らすのさ宋江はなぜかぎょッとした...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ははん、こいつ銀(かね)を持ってやがるナと、そう睨んだので穆(ぼく)さん兄弟や若いのが、渡せ渡せと、岸でわいわい脅(おど)しゃあがったが、こっちも渡世と、とうとうお返し申さず仕舞いというわけさ」「おい、張! もう一ぺん聞かせてくんな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...変った渡世(とせい)をしているな...
吉川英治 「山浦清麿」
便利!手書き漢字入力検索