...渡り者の男の事だから...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...身寄りもなければ氏も素姓も全然分らない渡り者の一女性と結婚するなんて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...これは江戸から附いて来た渡り者の折助であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...折助には渡り者が多い...
中里介山 「大菩薩峠」
...渡り者のケチな野郎でございます」「ははあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...新しく雇い入れた渡り者の年寄の仲間(ちゅうげん)を一人従えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...渡り者の老仲間(ろうちゅうげん)も...
中里介山 「大菩薩峠」
...この適当に要領の良い「渡り者」を...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...三十七八の中間にしては少し年を取つた渡り者で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金づかひの荒い渡り者...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...渡り者の中間の死でも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...渡り者の大年増で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そして中国人はこの外来植物に対して適切な新命名の洋芋(洋とは海外から来た渡り者を意味する)あるいは荷蘭薯(オランダイモの意)などと称えていて...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...殊(こと)に妻子を曳(ひ)いた渡り者を見ると一層その思ひを深うした...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...わつしの家ぢや渡り者は一切使はねえことにしとります...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...」「渡り者といへば俺も渡り者だが……...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...表に打ってある標札(しるし)をたしかめながら――実は海部代官所で所も内状も調べてきてはいるのだが――どこまでも不案内の渡り者らしく装って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...渡り者の兵法者としては...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??