...彼(か)の女(ぢよ)にとつて渝(かは)らぬ人生であり...
薄田泣菫 「茶話」
...古今を通じて渝(かは)らず...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...必(かなら)ず渝(かは)らず...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...このごろ様子や心持のすっかり渝(かわ)った姪(めい)の身のうえを知るのも厭(いと)わしいように見えた...
徳田秋声 「足迹」
...曾て渝らざるの政治家なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...二十年来一貫して始終渝る所なく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...責任内閣は近衛公の初恋なり故に終生志を渝へざる可しと彼れが初期議会以来...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...渝州(ゆしゅう)に下る――思われた君というのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...万世渝(かは)ることあるべからざる也...
中里介山 「大菩薩峠」
...渝(かわ)らざるあなたの友情への感謝のしるしにしたいと思うのです...
久生十蘭 「地底獣国」
...またこういう事も有る※ふと気が渝(かわ)って...
二葉亭四迷 「浮雲」
...如(も)し誓いを渝(か)えたら親が死んで土に埋り腐って松三本生えるという意と聞いたごとく...
南方熊楠 「十二支考」
...上に述べた川村前知事ごとき渝誓(ゆせい)してまで侮辱を加え来る者がすこぶる少なからぬからというて置く...
南方熊楠 「十二支考」
...相渝(あひかは)らず穩やかであつた...
室生犀星 「京洛日記」
...おとなの世界のそれと少しの渝りがないのである...
室生犀星 「めたん子傳」
...その二百十二頼山陽歿後の里恵の操持(さうぢ)は久しきを経て渝(かは)らなかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...廃嫡の子京水を憐んで交を渝(か)へなかつたのは即此人である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...永遠に渝(かわ)ることのない恋愛だの真実だのと...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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