...渝へざりしを忘るべからず...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...友誼の永く渝(かは)らざらんことを誓ひて別れぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...始めに渝(かは)らず文をはこぶは只二人のみぞ殘りける...
高山樗牛 「瀧口入道」
...必(かなら)ず渝(かは)らず...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...父や兄に対する私の渝(か)わることのできない純真な敬愛の情をも含めないわけにはいかなかった...
徳田秋声 「蒼白い月」
...曾て渝らざるの政治家なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...責任内閣は近衛公の初恋なり故に終生志を渝へざる可しと彼れが初期議会以来...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...清渓ヲ発シテ三峡(さんけふ)ニ向フ君ヲ思ヘドモ見ズ渝州ニ下ル青年は高らかに...
中里介山 「大菩薩峠」
...万世渝(かは)ることあるべからざる也...
中里介山 「大菩薩峠」
...いまも渝(かは)らぬ かの 黒旗よ...
中原中也 「在りし日の歌」
...「今日のみの縁とは? 墓に堰(せ)かるるあの世までも渝(かわ)らじ」と男は黒き瞳(ひとみ)を返して女の顔を眤(じっ)と見る...
夏目漱石 「薤露行」
...代助は渝(かわ)らざる愛を...
夏目漱石 「それから」
...彼は決して裏切ることも渝(かわ)ることもなかった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...渝(かは)らぬ契(ちぎ)りの誰(た)れなれや千年(せんねん)の松風(しようふう)颯々(さつ/\)として血汐(ちしほ)は殘(のこ)らぬ草葉(くさば)の緑(みどり)と枯(か)れわたる霜(しも)の色(いろ)かなしく照(て)らし出(い)だす月(つき)一片(いつぺん)何(なん)の恨(うら)みや吊(とぶら)ふらん此處(こゝ)鴛鴦(ゑんあう)の塚(つか)の上(うへ)に...
樋口一葉 「別れ霜」
...どうしてこう様子が渝(かわ)ったのか...
二葉亭四迷 「浮雲」
...」男の声はむかしとは渝(かわ)りのないものであったが...
室生犀星 「津の国人」
...少しの渝(かわ)りのないものだ...
室生犀星 「野に臥す者」
...渝関(山海関)以東...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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