...一生の確信は終始毫も渝ること無かりき...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...』松公は相渝(あひかは)らずニヤ/\してゐたが...
徳田秋聲 「絶望」
...二十年來一貫して始終渝る所なく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...曾て渝らざるの政治家なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...然れども彼れの生涯を一貫して渝らざるものは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...二十年来一貫して始終渝る所なく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...清渓ヲ発シテ三峡(さんけふ)ニ向フ君ヲ思ヘドモ見ズ渝州ニ下ル青年は高らかに...
中里介山 「大菩薩峠」
...父母の歿後その像を刻みて之に仕ふること生けるが如く終身渝ることなし...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...代助は渝(かわ)らざる愛を...
夏目漱石 「それから」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...不幸な出来事のためにベルナアルさんと別れなければならなくなったその日まで三十年もの間渝(かわり)なくベルナアルさんを愛し...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...免職と聞くより早くガラリ気が渝(かわ)ッて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...相渝らず口口に罵り合つた人人は...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...相渝(あいかわ)らず娘の方ではそんな父親が監視していることなぞ知らないものですから一向(いっこう)おかまいなしで毎晩庭へ出るのだそうです...
室生犀星 「不思議な国の話」
...渝ったものはこんな湖べりに来ただけですもの...
室生犀星 「みずうみ」
...おとなの世界のそれと少しの渝りがないのである...
室生犀星 「めたん子傳」
...その二百十二頼山陽歿後の里恵の操持(さうぢ)は久しきを経て渝(かは)らなかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...廃嫡の子京水を憐んで交を渝(か)へなかつたのは即此人である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??