...実に清浄な気が一日...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...馬の骨も清浄な人物に見えて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...これからは清浄な恋を続けようと約束したのです...
田山花袋 「蒲団」
...これを一遍漉(こ)せば非常に清浄な水が得られるそうである...
寺田寅彦 「話の種」
...水が清浄なほど永く生きているそうである...
寺田寅彦 「話の種」
...清浄な鏡に輝らし出されるのである...
豊島与志雄 「秋の気魄」
...清浄な冷かさだ...
豊島与志雄 「朝やけ」
...芸術の中にあるものは清浄なものばかりである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それは清浄な声々の交響曲(シンフォニー)であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...托鉢した清浄なもの以外には食わぬこと...
久生十蘭 「新西遊記」
...清浄な勇気に重きを置かせて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それがさきに奪った健康よりも一そう完全な・一そう清浄な・健康を返して下さるおつもりなのではなかろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...清浄な紙の性質に就いて...
柳宗悦 「和紙の教へ」
...清浄な心の結晶が昔ながらに在(おわ)しました事を感謝しました...
夢野久作 「暗黒公使」
...むしろ清浄な山川の匂いが強く肌に染み入り...
横光利一 「旅愁」
...清浄な良民の上の...
吉川英治 「私本太平記」
...「仏」のように清浄な肉の感じを嘆美せずにはいられなかった...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...その霊感を託するものをあらゆる人体の美のうちの最も超人間的な最も清浄な美に求めることは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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