...巻紙を添えて出す...
泉鏡花 「薄紅梅」
...三度五十銭玉に二銭添えて出すと...
辰野九紫 「青バスの女」
...お銚子(ちょうし)まで一本添えて出すと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...吟味したお新香を肴に添えて出す...
正岡容 「寄席」
...これは珈琲(こーひー)に添えて出す菓子ですから珈琲ケーキと申します...
村井弦斎 「食道楽」
...門下生たちは、高台付きの白扇(はくせん)か、箱入蝋燭(ろうそく)か、小菊紙十帖(じょう)ほどな品物に、半年分の授業料として、金一歩(ぶ)(百疋(ぴき))をつつんで上に「謝儀(しゃぎ)」と書き、うやうやしく、添えて出すのが、例なのである...
吉川英治 「松のや露八」
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