...常に最も深遠な尊崇の言葉で彼について語り...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...しかし外国から伝わった哲学書などは有ったが、一般国民はこの思想に触れずして、この日本という孤島の楽土に逸居し、世界の生存競争の衝(しょう)に立たず、静かに太平を楽しんでおったからして、深遠なる人生観、世界観が出来なかったのである...
大隈重信 「日本の文明」
...最も深遠なこのお経を...
高神覚昇 「般若心経講義」
...まことに高尚深遠なるらしき幾多の文字は...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...現代仏蘭西のもっとも深遠な詩人ヴァレリィが仏国翰林院学士に当選した記事を読んだ時...
辰野隆 「芸術統制是非」
...またはその深さは死の様に深遠な秘密であるところの未だ知られない奈落の上に拡がっている寂しい暗い闇を貫いて...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...別に何か深遠な原理が他に存するのではないかと云ふ様な考方が現れて来る...
時枝誠記 「国語学と国語教育」
...深遠なことを平易に表現する...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...深遠なる哲学があるというのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...深遠な内容を蔵して...
野村胡堂 「楽聖物語」
...多くの深遠な思想や哲学が含まれて居る...
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」
...こうした深遠な省察には慣れていない大多数の読者は...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...その様な深遠な道理はまだ青いお勢には解らない...
二葉亭四迷 「浮雲」
...アウルヤ派の宗教原理でいっそう深遠なものに装丁することにも...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...すこぶる深遠な談話を交していた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...「これでぼくにも多少ひとをみる眼があるということがわかりましたよ」「人生は深遠なりだ...
山本周五郎 「季節のない街」
...いったいどんな深遠な意味があるのかと反問した...
山本周五郎 「百足ちがい」
...華麗な芸術と深遠な哲理とを展開したのである...
和辻哲郎 「孔子」
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