...その調子の深遠なる永遠より響き来るがごとし...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...常に最も深遠な尊崇の言葉で彼について語り...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...賤しい心で深遠な自然を推しはかるのだから...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...しかしこれはすべて深遠な芸術的思慮の結果であって...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...剣聖宮本武蔵も「空の一字を知れ」といって、門人を誡(いまし)めておりますが、空という一字のなかには、いろんな複雑な、そして深遠な、哲学も宗教も、ことごとく織りこまれているのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...誰かのように深遠な思想もない...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...これを特別一個の物となし今日の雄大深遠なる...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...画家や音楽家や俳優などの卵どもであって、ヴァン・ダイク、レンブラント、ベラスケス、ベートーヴェン、などのよく知られてる様子をまねたり、りっぱな画家、りっぱな音楽家、りっぱな労働者、深遠な思想家、快活な好男子、ダニューヴの百姓、自然人、などの役割を演じたりしていた……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかも世に最も崇高深遠なものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...父の深遠な理想があったのかも知れない...
中谷宇吉郎 「九谷焼」
...無限に深遠な魅力のある著者は外にない...
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」
...すこぶる深遠な談話を交していた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...いずれも重大深遠な問題であるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どうも諸君は深遠な哲理を語り合っているのではなさそうだな」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そんな深遠な人生問題...
山本周五郎 「青べか物語」
...該博(がいはく)深遠なる議論を以て...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...この有名な学者の深遠な著作が正当に喚起する賞讃に参与するものではない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...及び民話における幾つかの点をマスターすることに向けられていた――恐ろしく深遠なものも...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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