...良寛の全人的深遠なものとも違ひ...
今井邦子 「伊那紀行」
...その調子の深遠なる永遠より響き来るがごとし...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...それにはきわめて深遠な意味が含まれているという所から...
高神覚昇 「般若心経講義」
...私のやうなぐうたらに澄太君のやうな人物が配せられたといふ事実はまことに意義深遠なものがあると思ふ...
種田山頭火 「旅日記」
...これを特別一個の物となし今日の雄大深遠なる...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...古代伝説や古い天地創造論の唯物的な深遠な想像説などが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかも世に最も崇高深遠なものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...智恵深遠なること言葉にも云い尽せない」といって一生の間毎年法然に供養をしたということである...
中里介山 「法然行伝」
...父の深遠な理想があったのかも知れない...
中谷宇吉郎 「九谷焼」
...その深遠な理由は...
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」
...到底その深遠な含蓄を理解し得ない...
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」
...かつて知らなかった人生の深遠な情趣を知り...
萩原朔太郎 「老年と人生」
...いかにも深遠な沈思黙考に誘うような題目について語っているかと思うと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...今の今まで沈思黙考に誘うような深遠な題目について語っていた人とはまるで似ても似つかぬ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...哲人の深遠な道理よりも...
二葉亭四迷 「平凡」
...学校が教えてくれた深遠なことがらは...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...其実は即ち一人にして時としては深遠なる理想を歌ひ...
山路愛山 「詩人論」
...該博(がいはく)深遠なる議論を以て...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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