...この顕著な一人物の深遠な...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...実に深遠な精神文化を生み出した民族であるが今日...
石原莞爾 「最終戦争論」
...それのみが独りよく深遠なる精神力を釈放し...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...常に宇宙の深遠なる悲愁...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...その調子の深遠なる永遠より響き来るがごとし...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...他の寺の僧達の誦(ず)した読経(どきやう)ではとても味ふことの出来ない微妙(みめう)な深遠な感じに人々は撲(う)たれた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...またはその深さは死の様に深遠な秘密であるところの未だ知られない奈落の上に拡がっている寂しい暗い闇を貫いて...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...このような時代においてもしある科学の全般にわたって間口も広く奥行も深く該博深遠な知識をもった学者があって...
寺田寅彦 「科学上における権威の価値と弊害」
...人々は両者の区別の深遠なる――そして専門的なる――意義を教えられるよりも...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...神の深遠なる法則として同じく永劫の母なる自然から教えられて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何の話をしているのやら分からない深遠な問題ではあるが...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...智恵深遠なること言葉にも云い尽せない」といって一生の間毎年法然に供養をしたということである...
中里介山 「法然行伝」
...ここにセピア・カラーや深遠な思想をどんなに一生懸命ほどこしたところで...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...けだし意味深遠なる著書は読者の縁もまた遠くして...
福沢諭吉 「学問の独立」
...諸君は学識深遠なる蛸の存在を認容することが出来るであらうか? 否否否...
牧野信一 「「風博士」」
...かつその深遠なる意義は到底普通俗人の解する能はざるが如く言ひ做して...
正岡子規 「古池の句の弁」
...そんな深遠な人生問題...
山本周五郎 「青べか物語」
...「これでぼくにも多少ひとをみる眼があるということがわかりましたよ」「人生は深遠なりだ...
山本周五郎 「季節のない街」
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