「淨」の意味
清らか、清める
小説での「淨」の使い方
...淨化させるポツシビリテイを持つてゐるのみであつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...云ふに云はれぬ或る清淨な滿足を...
石川啄木 「葬列」
...而かも是の如き苦行は彼等にとりて即ち解脱の道也、無上の淨樂也...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...第二に淡路に於てこの淨瑠璃の最も盛んな土地は福良であり...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...パトロクロスの屍(しかばね)の汚れし血汐淨めしむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...神祕(しんぴ)な清淨(せいじやう)な雰圍氣(ふんゐき)が私のすべてを薫染(くんせん)し盡(つく)してゐたのであつた...
「處女作の思ひ出」
...血汐を拭き淨(きよ)められて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小屋を淨(きよ)めなければならないでせうが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...遊藝と淨瑠璃(じやうるり)で教へ込まれた女は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...橋板の上を淨める頃には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...所謂明窓淨机といふのはこれだらう...
萩原朔太郎 「田端に居た頃」
...淨机に向つて詩を書く時にだけ感じられる...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...而して淨土宗の日本海岸に於ける布教は鎌倉時代に在つては...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...淨土宗及び禪宗のとつた布教の道筋と符合して居るのは甚面白いことである...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...只(たゞ)清淨(しやうじやう)な水(みづ)が此(この)受糧器(じゆりやうき)に一ぱいあれば宜(よろ)しい...
森鴎外 「寒山拾得」
...然し彼等が吸つてゐる大洋の空氣は、天地創造の日のやうに、清淨で、彼等はそれに元氣づけられて、疲れてゐながらも肺臟が擴がつて、頬に血の氣が上るやうに感じた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...庶民からうけた淨財を...
吉川英治 「折々の記」
...當山の開祖傳教大師の遺骨を納めてあるといふ淨土院へゆく路と四明ヶ嶽へ行く路との分れ目の所に一軒の茶店のあるのが眼についた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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