...彼の反応は淡白だった...
...彼女は淡白な食べ物が好きだ...
...彼は淡白な人生を送っている...
...その会話は淡白でつまらなかった...
...彼の淡白な態度には驚いた...
...極く淡白に見せて居たが...
石川啄木 「菊池君」
...思ふ事は何でも言ふといつた樣な淡白(きさく)な質で...
石川啄木 「札幌」
...思ふ事は何でも言ふといつた様な淡白(きさく)な質(たち)で...
石川啄木 「札幌」
...淡白(あはじろ)き吹上(ふきあげ)の水のごと...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...扉の前を淡白(たんぱく)に離れ...
海野十三 「空襲葬送曲」
...温雅淡白よりも豊艶爛熟を喜ぶ白秋氏...
種田山頭火 「夜長ノート」
...妻は極めて淡白な態度を持している...
外村繁 「澪標」
...クリストフは淡白に言いつづけた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...茶漬として淡白この上無しと...
直木三十五 「大阪を歩く」
...茅(ちがや)の穂のツバナは無味淡白だったが...
浜本浩 「甘い野辺」
...幽冥説に向って淡白なるほどに...
福沢諭吉 「物理学の要用」
...事実ではあのやうに淡白であつたにも関はらず...
牧野信一 「小川の流れ」
...それにしてもその慎ましやかさや平穏を希ふ状態などが叙述の点で淡白の趣にも達せず砂を噛む不足を覚ゆるのであつた...
牧野信一 「月評」
...それが何時もの淡白な注意とは異つて...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...さう淡白にインキの小言も言はなかつたかと思ひます...
森林太郎 「混沌」
...とにかくほかの事とは違うからね」吉良節太郎はつとめて淡白な調子で云った...
山本周五郎 「つばくろ」
...一本が五厘、往来で立喰い、淡白で風流な味、大人も子供も舌を鳴らした...
山本笑月 「明治世相百話」
...女性に淡白な若ものに見受ける...
横光利一 「旅愁」
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