...彼の反応は淡白だった...
...彼女は淡白な食べ物が好きだ...
...彼は淡白な人生を送っている...
...その会話は淡白でつまらなかった...
...彼の淡白な態度には驚いた...
...根が愚鈍な淡白者(きさくもの)だけに面白がつて盛んに揶揄(からか)ふ...
石川啄木 「菊池君」
...根が愚鈍な淡白(きさく)者だけに面白がつて盛んに揶揄(からか)ふ...
石川啄木 「菊池君」
...粕漬の濃厚よりも浅漬の淡白を好いている...
種田山頭火 「漬物の味〔扉の言葉〕」
...軍人といふものはそこに到ると淡白である...
長塚節 「開業醫」
...淡白といふか愚かといふか...
中原中也 「亡弟」
...――どうしたものだろう」喜三郎は若くて淡白でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こんな事を淡白(あつさり)相談に來ちやくれまい」平次は兩掌を揉み合せて喜んで居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...日本人のような淡白な人種はただ驚嘆するばかりであるが...
藤島武二 「画室の言葉」
...事実ではあのやうに淡白であつたにも関はらず...
牧野信一 「小川の流れ」
...妻に対して何となく淡白な隔りを感じもしたが...
牧野信一 「小川の流れ」
...「それあもう恰で――」細君はわけもなく淡白に...
牧野信一 「痴日」
...淡白過ぎての代りにあまりに小さな刹那享楽派であり過ぎて――と云ひ換へても差支へないのである...
牧野信一 「円卓子での話」
...少し遠ざかつて見ると背中の淡白(うすじろ)い処が朦朧(もうろう)として面白く見える...
正岡子規 「病牀六尺」
...西洋には稀に見る淡白謙虚な人である...
南方熊楠 「十二支考」
...淡白ではあり得ない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それほど淡白でないほうがよいのです...
三好十郎 「恐怖の季節」
...とにかくほかの事とは違うからね」吉良節太郎はつとめて淡白な調子で云った...
山本周五郎 「つばくろ」
...」と川奈も淡白に笑い...
横光利一 「旅愁」
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