...納涼台(すずみだい)に掛けたように...
泉鏡花 「海の使者」
...夏の夜にみんな浴衣(ゆかた)を着て庭の涼台(すずみだい)に集って...
太宰治 「冬の花火」
...一間(けん)くらいの入口には納涼台(すずみだい)でも置いたような黒い汚い縁側(えんがわ)があって...
田中貢太郎 「雑木林の中」
...納涼台でも置いたやうな黒い汚い縁側があつて...
田中貢太郎 「雑木林の中」
...涼台に腰をかけさせて貰つて与太話に興じたりする...
種田山頭火 「其中日記」
...夜は前の涼台に腰かけて...
種田山頭火 「其中日記」
...前の涼台で四方山話...
種田山頭火 「其中日記」
...その辺(へん)の涼台(すずみだい)から声をかけられるがまま腰を下(おろ)すと...
永井荷風 「すみだ川」
...芸者は門口の涼台(すずみだい)に腰をかけて話をしているのを...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...横町にはまだ軒下の涼台に団扇を使つてゐるものもある...
永井荷風 「来訪者」
...涼台(すずみだい)...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...気の早い涼台(すずみだい)のはなしの種になった...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...そのまゝ涼台ではなしつゞけたのだつたが...
牧野信一 「魚籃坂にて」
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