...教育は、精神文明を涵養するためのものである...
...頭脳の涵養...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...これが根本をなすところの科学的思想の涵養(かんよう)はけっしてさほど容易ではないという点である...
石原純 「日本文化と科学的思想」
...その涵養(かんよう)せる新智識と独得の才気を以て各種の事業を企て...
大隈重信 「東洋学人を懐う」
...水源涵養に力をつくしたではないかと...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...いっそうこれを涵養(かんよう)したいものである...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...そういう精神が涵養(かんよう)されなかったために未だに日本新文学が傑作を生んでいない...
太宰治 「虚構の春」
...師範大学では「特に教育者たるの人格の養成及び観念の涵養に力むること」になるそうである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...政府で涵養になることは国民ではその反対だが...
戸坂潤 「社会時評」
...山県公爵の涵養したる勢力の鞏固にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...音楽的趣味を涵養(かんよう)することはおそらくできなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...芸術の信念を涵養(かんよう)するに先立ちてまづ猛烈なる精力を作り...
永井荷風 「矢立のちび筆」
...その涵養が今日我々の緊急事である...
中原中也 「撫でられた象」
...科学精神を涵養したり...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...自然界の美に驚嘆するように児童の情操を涵養せよというような意味の説明がある...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...壮に対する情操を維持するか涵養(かんよう)するか助長するのが目的であります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...独(ひと)り教育のみならず実業においても涵養(かんよう)すべきものであると思う...
新渡戸稲造 「自警録」
...子供の夢を涵養し...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...水源(すいげん)の涵養(かんよう)のほかに森林(しんりん)は雪國(ゆきぐに)ですと『雪(ゆき)なだれ』の害(がい)を防(ふせ)ぐことも出來(でき)ます...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
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