...「海道筋」は熟語ではありません...
...道中繪(だうちうゑ)のやうな海道筋(かいだうすぢ)...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...そして大威張りで海道筋を練り歩かせたものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...態々(わざ/\)京の水を樽詰にして海道筋を下つたといふ話をした...
薄田泣菫 「茶話」
...お前も一つどうだね」「へえ有難うございます」この駕籠舁(かごかき)は海道筋(かいどうすじ)の雲助と違って...
中里介山 「大菩薩峠」
...「道六や」そこで代診の道六というのを膝近く呼び寄せて、留守中万端(ばんたん)の心得をいって聞かせ、今や、その旅行の日程に苦心中であるが、東海道筋は先年、伊勢参りの時に往復しているから、今度はひとつ趣を変えて、甲州街道を取ろうか、或いは木曾街道を選ぼうかと、道中記と首ッ引きの結果、距離と日数に多少の費(つい)えはあるが、変化の面白味からいって、木曾街道を取り、途中から名古屋へ廻るということに決定しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...信玄の背後をうかがう東海道筋から塩を送らない...
中里介山 「大菩薩峠」
...東海道筋へ向うのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...海道筋でよくない事ばかりしている中年男のところへも...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...海道筋に響いた無法者でございます」「あ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そこから表通りの要屋――海道筋の老舗(しにせ)で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親分」「お前は鼬(いたち)の七ぢやないか」一時海道筋から江戸へかけて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...海道筋を荒し抜いた上...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...海道筋は新凉を追つて驛馬の鈴の音も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...東海道筋を飴を売り乍ら行くんだって事は始終言って居たが……」隣の室(へや)の障子が開いて...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...なにか中途半端な一座をこしらえて東海道筋へ巡業に出かけるという...
正岡容 「寄席」
...東海道筋も、上方も、山陰道も思う存分、飛んで歩いてずいぶんいろんな苦労もしました...
正岡容 「寄席」
...東海道筋から軍鶏籠(とうまるかご)で...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...その東海道筋から横へまがる...
吉川英治 「新書太閤記」
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