...オーケストラはすでに曲を替えて心も浮き立つような...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...平生ならばいかにも心が浮き立つような景色でありながら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...雲霞(うんか)の如く詰めかけた群衆を前にして楽隊(ジンタ)が浮き立つような調子で...
久生十蘭 「魔都」
...にわかに浮き立つようなシャギリの囃子が聞こえてきた...
正岡容 「小説 圓朝」
...遠くから風にのって流れて来る秋祭りのハヤシの笛と太鼓の浮き立つような音...
三好十郎 「樹氷」
...信二は浮き立つような心で思っていた...
山川方夫 「その一年」
...表は浮き立つようなざわめきで賑(にぎ)わっていた...
山本周五郎 「柳橋物語」
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