...不相変(あひかはらず)浮かない顔をしたなり...
芥川龍之介 「山鴫」
...浮かない顔をしてこちらへ上つて来られた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...浮かない顔をしてとぼ/\手を引いて帰つて来られたときにでも...
鈴木三重吉 「桑の実」
...昨夜また脱線したとかで浮かない顔をしてゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...三日――昨日も今日も浮かない顔をしてらっしゃるの...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...浮かない顔をして外ばかり気にしております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お富さんは明日河内屋へ引取られるという話じゃありませんか」「そんな話ですね」佐吉は浮かない顔色です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小半次だけは浮かない顔...
正岡容 「わが寄席青春録」
...やっぱり浮かない顔でした...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...姉も浮かない顔である...
矢田津世子 「父」
...助十郎は浮かない顔をしていた...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...兄嫁のおぬひは(自分の口から出たことなので)心配そうな浮かない顔をしていたし...
山本周五郎 「竹柏記」
...自分の家もよいであろうが」月江は何か浮かない顔色で...
吉川英治 「江戸三国志」
...遠くにある主君の身を明け暮れ案じている八旗の将もみな浮かない顔をしてしまった...
吉川英治 「三国志」
...二「たいへんな難役を背負ってしまった」傅士仁は浮かない顔で...
吉川英治 「三国志」
...その浮かない顔へはなしかけた...
吉川英治 「私本太平記」
...浮かない顔は持って帰ったが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...なにか浮かない顔をした...
吉川英治 「平の将門」
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