例文・使い方一覧でみる「浦」の意味

...松浦佐用姫を仙媛と云う... 松浦佐用姫を仙媛と云うの読み方
高木敏雄「比較神話学」

...強きに附く人の情なれば、世に落人の宿る蔭はなく、太宰府（だざいふ）の一夜の夢に昔を忍ぶ遑もあらで、緒方（をがた）に追はれ、松浦に逼られ、九國の山野廣けれども、立ち止（と）まるべき足場もなし... 強きに附く人の情なれば、世に落人の宿る蔭はなく、太宰府の一夜の夢に昔を忍ぶ遑もあらで、緒方に追はれ、松浦に逼られ、九國の山野廣けれども、立ち止まるべき足場もなしの読み方
高山樗牛「瀧口入道」

...」と風流人の浦島も... 」と風流人の浦島もの読み方
太宰治「お伽草紙」

...」浦島はいま、ちよつと強いお酒を飲みたかつた... 」浦島はいま、ちよつと強いお酒を飲みたかつたの読み方
太宰治「お伽草紙」

...龜自身も以前、浦島に向つて、「しかし、私は、エデンの園の蛇ではない、はばかりながら日本の龜だ...
太宰治「お伽草紙」

...津軽藩祖大浦為信は... 津軽藩祖大浦為信はの読み方
太宰治「津軽」

...「翌二年豐信參覲交代の期に際し、歸國の後之を高知に漕し、浦戸港内に泛べ、豐資その他連枝及び諸士に縱覽せしめて西洋事情の新奇進歩せる實物標本を紹介して、大いに頑夢を覺醒せしむるところありたり」土佐藩士を「大いに――覺醒せしめ」たのは勿論吉田東洋のことを云つてゐるのであるが、土佐藩の洋式船舶建造が東洋の發起であるならば、昌造を推薦したのも東洋かと思はれるし、東洋と昌造は若干の知己であつたかも知れぬ... 「翌二年豐信參覲交代の期に際し、歸國の後之を高知に漕し、浦戸港内に泛べ、豐資その他連枝及び諸士に縱覽せしめて西洋事情の新奇進歩せる實物標本を紹介して、大いに頑夢を覺醒せしむるところありたり」土佐藩士を「大いに――覺醒せしめ」たのは勿論吉田東洋のことを云つてゐるのであるが、土佐藩の洋式船舶建造が東洋の發起であるならば、昌造を推薦したのも東洋かと思はれるし、東洋と昌造は若干の知己であつたかも知れぬの読み方
徳永直「光をかかぐる人々」

...終戦と浦上潰滅との間に深い関係がありはしないか... 終戦と浦上潰滅との間に深い関係がありはしないかの読み方
永井隆「長崎の鐘」

...浦上──その名はキリシタン殉教の聖地として世界中に知れ渡っている...
永井隆「ロザリオの鎖」

...私はマダム三浦がうたっているのではない... 私はマダム三浦がうたっているのではないの読み方
三浦環「お蝶夫人」

...紀伊國東牟婁郡勝浦港へ... 紀伊國東牟婁郡勝浦港への読み方
南方熊楠「女順禮」

...相州の三浦ではチャンポ... 相州の三浦ではチャンポの読み方
柳田國男「野草雑記・野鳥雑記」

...浦粕きっての腕っこきといわれた... 浦粕きっての腕っこきといわれたの読み方
山本周五郎「青べか物語」

...それは浦塩附近（ここいら）に初めて雪の降った晩で... それは浦塩附近に初めて雪の降った晩での読み方
夢野久作「支那米の袋」

...芝浦方面に出動せる趣なれば... 芝浦方面に出動せる趣なればの読み方
夢野久作「暗黒公使」

...木戸松菊や清浦奎堂にしろ... 木戸松菊や清浦奎堂にしろの読み方
吉川英治「折々の記」

...三浦高通（たかみち）や二... 三浦高通や二の読み方
吉川英治「私本太平記」

...それから数日ののち――角鹿（つるが）の浦から十六... それから数日ののち――角鹿の浦から十六の読み方
吉川英治「神州天馬侠」

「浦」の読みかた