...青と浅黄色との上衣にかわり...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...浅黄色(あさぎいろ)のペンキ塗(ぬり)の壁(かべ)は汚(よご)れて...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...障子が、浅黄色...
太宰治 「新樹の言葉」
...あの浅黄色の着物を着て...
太宰治 「地球図」
...浅黄色のちりめんに...
太宰治 「火の鳥」
...仏蘭西型の踵(かかと)の附いた浅黄色の絹の上靴(パントウフル)を...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...水浅黄色の暖簾(のれん)のかかった家の入口からは...
徳田秋声 「足迹」
...その柳の枝が既に浅黄色を帯びているのに気づいたからである...
外村繁 「落日の光景」
...汗臭(あせくさ)い浅黄色(あさぎいろ)の股引(ももひき)が背広(せびろ)の裾(すそ)に触(さわ)るので気味が悪い事がある...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...浅黄色の美しい夜明けだ...
林芙美子 「清貧の書」
...いつも浅黄色の絹はんかちを首に巻いたどちらかといふと優型の美男子ですが...
牧野信一 「月あかり」
...砥(と)のように平らな浅黄色に...
山本周五郎 「追いついた夢」
...浅黄色の(寸の詰った)肩衣(かたぎぬ)と袴をつけた...
山本周五郎 「山彦乙女」
...浅黄色の肩衣をつけていたことで...
山本周五郎 「山彦乙女」
...浅黄色なる炊煙ゆる/\立昇りて半(なかば)眠れるが如き景色なり...
夢野久作 「白くれない」
...コック部屋兼帳場の入口の浅黄色の垂幕の蔭から...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...「アラッ……先生じゃ御座いませんの……まあ……お珍らしい……よくまあ」と云ううちに浅黄色の垂幕を紮(から)げて出て来た...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...代りに浅黄色の大きな風呂敷包みが置いてある...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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