...園は今夜の浅慮(せんりょ)を悔いるような気にもなった...
有島武郎 「星座」
...フランスの浅慮な愛国者らは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして浅慮にも、将来の源泉をすべて焼きつくしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...浅慮なる彼らは謬見(びゅうけん)をいだいて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分の手にしている事件に対してあまり深謀すぎたり浅慮すぎたりしてしくじるのだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...いつにない御浅慮...
吉川英治 「上杉謙信」
...……つい昨夜までは」「みなわたくしの浅慮(せんりょ)より求めた禍(わざわ)いというに尽きまする...
吉川英治 「黒田如水」
...殿方の薄情けを真にうける女子は浅慮(あさはか)かも知れませぬが...
吉川英治 「剣難女難」
...そういう浅慮(あさはか)な観察で当るのは危険至極というものだ」曹操は...
吉川英治 「三国志」
...「浅慮者(あさはかもの)め...
吉川英治 「三国志」
...何たる浅慮(あさはか)な――」と...
吉川英治 「三国志」
...この治郎左衛門の浅慮(あさはか)にもあったことだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして「このぶんなら腹のかみなりも治まろう」と浅慮にもまた茶など飲んではしゃぎ始めたものである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...年(とし)がいもないそちの浅慮というもの...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...大きにてまえの浅慮でした...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...浅慮なやつだ」「犬死」「そうだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...事を為(な)そうという浅慮者(あさはかもの)のお前は手先のひとりではないか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...決して罪科とも浅慮(あさはか)さとも思わず...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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