...広大なるアジアの諸国間に欧州に於けるように決戦戦争の可能性の少なかった事はアジアの民族性にも相当の影響を与えたものと私は信ずるものである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...優に所用の温度を与えることが出来るそうである...
高浜虚子 「別府温泉」
...懐(ふところ)から財布(さいふ)を取出しいくらかの金を与え...
太宰治 「竹青」
...やはりいかにも落着いたのんびりした感じを与える...
寺田寅彦 「札幌まで」
...満州経営上軍事行政司法外交一切の権限を与えようとする案で...
戸坂潤 「社会時評」
...悪人らはいかなる名を監獄に与えているか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...健康なリアリズムは豊富な経験主義の形を持っていて神秘なヴェールがあっても光り輝き絵に色々を与えるが...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...我々に単一性の観念を与えるのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...尊い王者の保証を与えた……それから...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...一切の可能な奨励が与えられてよかろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...奴もし長く取れば竜与えず...
南方熊楠 「十二支考」
...真理の忠告と教訓とを庶民にだけ与えられたものと考え...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...師匠の作って与えるものであるという...
柳田国男 「雪国の春」
...おそらく一顧も与えはしないだろう...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...そして一亭の牀(しょう)に席を与えて質問した...
吉川英治 「三国志」
...――この世の幸(さち)はみな弟直義(ただよし)に与えて給え...
吉川英治 「私本太平記」
...さらに七千石の加増を与えて...
吉川英治 「新書太閤記」
...沢庵(たくあん)が柳生宗矩(むねのり)のために書き与えたという「太阿記(たいあき)」や「不動智」の内容を見ても...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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