...流石にその値段は高すぎるね...
...彼女は流石の美人だ...
...流石に今日は寒すぎる...
...彼は流石に賢い。 (kare wa ryuusen ni kashikoi.)...
...流石に時間がないから、急がなくちゃ...
...流石に不安を感ぜぬ譯に行かなくなつた...
石川啄木 「赤痢」
...初めて逢つた時は流石に懐しく嬉しく感じた...
石川啄木 「病院の窓」
...『流石は東京だでヤなつす!』と言つた...
石川啄木 「天鵞絨」
...母親は流石に涙顔をしてゐたけれども...
石川啄木 「天鵞絨」
...流石(さすが)に遊歩者(ゆうほしゃ)の姿も見当らず...
海野十三 「空中墳墓」
...流石に水際立っている」「だが...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...僕が可愛がると頭が出来るんだからね……」流石に島村君は学者だけに巧(うま)い事をいふものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...流石(さすが)にかかる苦しい立場に置かれて在る夫婦の間では...
太宰治 「姥捨」
...長兄も流石に拒否した...
太宰治 「東京八景」
...と流石(さすが)にあわて...
太宰治 「火の鳥」
...鶏卵の料理だけは流石(さすが)においしいと思いましたが...
太宰治 「ろまん燈籠」
...彼も流石(さすが)にそこまでは予期していなかったからなのであろう...
谷崎潤一郎 「細雪」
...流石は山の中の質朴さであつた...
田山花袋 「耶馬渓の一夜」
...内は流石に綺羅(きら)びやかなものであった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...流石に封建的な軍閥割拠の条件にまだ立っている中国も...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...突出して来る門弟の槍先を――流石に...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...流石に客席も三十日の労れで二円に空席あり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...流石(さすが)老練の塚江事務官も煙(けむ)に捲(まか)れたまま引退(ひきさが)ったものだそうです」こうした若林博士の説明は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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