...原因に注目する者を称して猶ほ偏聴の誚を免れざるものとなす乎...
石橋忍月 「罪過論」
...今日すでに世人の注目するところとなり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...この考えは我々がコレラについて知っていることとは一致しないがリー氏が述べているような状況は存在し注目する価値がある...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...自分がこのように特に医学に注目するようになったか...
太宰治 「惜別」
...当局者の細心に注目する所也...
田山録弥 「文壇一夕話」
...実にすべての人の注目する処となった...
――モウパンサン―― 辻潤訳 「頸飾り」
...同時にまたある特殊な鉱産物に注目するときはその産出額の物足りなさを感じさせることにもなるのである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...今日のジャーナリズムのブルジョア階級性に注目する余り...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...水準としての常識・常識水準に常識の本体があることを注目するならば...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...という点を注目することが必要だ...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...注目するのが不愉快なようなものは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...別に注目する人もなかったと思います...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...この例証は非常に特殊かつ希有であるため注目する価値に乏しく...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...外国の注目する所たるや...
福田英子 「妾の半生涯」
...世界中の人が注目する...
宮城道雄 「私のすきな人」
...世界の注目するところのものであることから...
山之口貘 「沖縄帰郷始末記」
...ただ孔子の最も古い伝記が孔子の革新家たることを描いておらぬという点に注目するのである...
和辻哲郎 「孔子」
...我々はその特殊性に注目するのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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