...この一点に注目するものはかう云ふ作品にも満足するであらう...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...自然に支那の方に注目することになるのであるが...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...日本精神を説くものが遠い過去にのみ注目するのは何故であるか...
津田左右吉 「日本精神について」
...アンナがそれに注目する...
寺田寅彦 「映画雑感(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...この善良な人間たちは暇に任せて象のその後の行動に注目する...
寺田寅彦 「解かれた象」
...子音にのみ注目するとする...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...いずれも審議未了に終ったことは人々が注目する通りである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...まずこの点に注目する必要があるのだ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...今日のジャーナリズムのブルジョア階級性に注目する余り...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...という点を注目することが必要だ...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...芹沢の一挙一動に注目することに決心し...
中里介山 「大菩薩峠」
...たれ一人として彼女に注目する者はなかった...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...久しく忘却されてきた修辞学に再び注目することは何らかの意義を有し得ないであろうか...
三木清 「解釈学と修辞学」
...顏だけは正面を向いたまま私の顏に注目するしかたで禮をした...
三好十郎 「肌の匂い」
...敬軒の別れ去つたことを叙する数句とに注目する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしはここに清蔵が主を諫めて去った人だという事実に注目する...
森鴎外 「渋江抽斎」
...同等に注目する性分である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人々の彼女に注目する仕方は変って来た...
横光利一 「日輪」
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