...この注目すべき不可不の因を見...
石川啄木 「閑天地」
...そういう事を無視して絵を画く人が存在するという事実自身が一つの注目すべき啓示(レヴェレーション)ではあるまいか...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...誠に注目すべき文字である...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...欧州大戦当時に於ける軍国産業奨励をその設立の動機にしていることは注目すべきだ...
戸坂潤 「科学論」
...まだ政綱の実施にあまり注目すべきものを見ない...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...注目すべき新文学でもあったのだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...二つは食い違ったクロスした状態に置かれていたことを注目すべきだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...そして外国書店式の新旧刊カタローグは目録という意味で中々尊重されていることに注目すべきである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...多かれ少なかれその意図に於ては進歩的な社会思想に接触したものであるらしいことを注目すべきで...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...表の壁に次のような注目すべき文句を即座に書き記した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この点で最も注目すべきは...
中井正一 「調査機関」
...今日までに発表された氏の作品中殊に注目すべきものを列記して置かう...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...創作では近頃大した注目すべきものを見せないが...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...このやうに三つのものの間に一義的な歸屬關係が結ばれてゐるといふことは注目すべきことであつて...
三木清 「認識論」
...人民的な作家として注目すべきものがある...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十五巻)」
...そのモラルの中でああまで瘠せたことについて軽蔑するよりも注目すべき作品でした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...早雲と同じころに擡頭(たいとう)した越前の朝倉敏景も注目すべき英雄である...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...がかくキリスト教が理解せられ始めると共に世界史上の最も注目すべき事件の一つである十字軍(1095以後)が惹き起された...
和辻哲郎 「鎖国」
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