...じっと注意深い耳を澄ませた...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...また非常に静かで注意深い...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...実に注意深いんですから...
泉鏡花 「婦系図」
...注意深い読者諸君は御承知かも知れませんが...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...「それは非常に注意深い筋の他のものよりもっとうかつに造られたという方がいいじゃろう...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...この風変りの訴訟に対して世間の注意深い人達は一寸奇異の感を懐かざるを得なかっただろう...
戸坂潤 「社会時評」
...聡明らしい注意深い眼は細くて鳶色(とびいろ)をしている...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...注意深い晴朗なも一つの魂が彼のうちで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかし注意深い態度で聞いていた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...(13)ラテン語の“religio”は「注意深いこと」...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...彼等の注意深い父や母や...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...多数の注意深い観察者が...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...鼬鼠(いたち)のように注意深い目を四方にくばりながら...
水上滝太郎 「果樹」
...そういう注意深いところも...
室生犀星 「童子」
...何事にも注意深い性質の末造は...
森鴎外 「雁」
...非常に注意深い性質でありながら...
夢野久作 「暗黒公使」
...如何にも注意深い眼付きで見まわしていた呉一郎は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...注意深い努力によって...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
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