...特によく出来ることにのみ全力を集注するのが...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...(「サルタレルロ」の事をば聊(いさゝか)注すべし...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...もはや自分の愛情をそれに傾注することが出來る望みは全くなくなるのである...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一首の和歌を堂の柱に注す...
太宰治 「右大臣実朝」
...ヴィタミン等を静注する...
谷崎潤一郎 「鍵」
...稀有(けう)な有利の瞬間をねらいすまして一ぺんに有りったけの力を集注するという作戦計画と見られた...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...観念の概念は自我の概念に集注する...
戸坂潤 「辞典」
...自分が芝の霊廟に対して傾注する感激の底には...
永井荷風 「霊廟」
...対照の結果読者の注意をこの二焦点に集注するからであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...「自己が拘泥するのは他人が自己に注意を集注すると思うからで...
夏目漱石 「野分」
...して見れば落雲館の生徒がこの頭を目懸けて例のダムダム丸(がん)を集注するのは策のもっとも時宜(じぎ)に適したものと云わねばならん...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それをボルゾイ犬に傾注する...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...心強く感じて赤裸にて微力を傾注するのである...
平野長蔵 「尾瀬沼の四季」
...そこでやつと火の傍の人々の方に注意を集注することが出來るやうになつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...辨天砲台の弾丸雨注す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この書牘(しよどく)には猶注すべき事がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...一匹の人間が持っているだけの精力を一時に傾注すると...
森鴎外 「雁」
...これに少年青年の興味が集注するようになったのは...
柳田国男 「年中行事覚書」
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