...彼女は泣虫だから、感動する映画を見るといつも泣いている...
...泣虫な性格なので、ちょっと褒められただけで泣いてしまう...
...彼は泣虫だが、本当はとても優しくて素直な人だ...
...子供のころは泣虫だったが、大人になってからは強くなった...
...泣虫なのは悪いことじゃないよ...
...泣虫泣虫とからかひしものなり...
芥川龍之介 「学校友だち」
...こんな泣虫を買うほどなら...
泉鏡花 「歌行燈」
...小さい時から泣虫で...
太宰治 「お伽草紙」
...お隣の子は兄弟妹姉そろうて泣虫だ...
種田山頭火 「行乞記」
...× × ×さう云ふ訳でありまして、弟は天才でありましたが、同時に弱虫、泣虫、怒虫、偏屈虫でありまして一寸手が当りませんでした...
徳富蘇峰 「弟を葬る」
...彼らは姉に叱られるのが怖いもので「泣虫毛虫...
中勘助 「銀の匙」
...」「でも泣けば、泣虫になるわ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...「泣虫!」新吉はそんなことを叫んで地球儀を蹴つた...
牧野信一 「淡雪」
...たちどころに医者と泣虫の大軍が出来あがってしまうだろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...又はそこいらの地物(じぶつ)や、自分より強い者の姿に化ける……なぞ、低級、卑怯な人間のする事は皆、かような虫の本能の丸出しで、俗諺(ぞくげん)にいう弱虫、蛆虫(うじむし)、米喰(こめくい)虫、泣虫、血吸(ちすい)虫、雪隠(せっちん)虫、屁放(へっぴり)虫、ゲジゲジ野郎、ボーフラ野郎なぞいう言葉は、こうした虫ケラ時代の心理の遺伝したもののあらわれを指した軽蔑詞に外ならない...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...古臭い優美と泣虫とを捨てよ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...泣虫」「自分だって...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...未だにそちは泣虫とみえる」「……め...
吉川英治 「新書太閤記」
...泣虫甚内(なきむしじんない)塀土は真白く...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひょっとすると、もっと山の奥か、もっと道のないような場所かも知れぬ」「なぜでございます」「どうやら、お通さんは、おばばのうまい口に乗せられて、いよいよ、あの世の門口まで、攫(さら)われて行ったらしい……アア、こうしている間も心配になる」「あのご隠居は、そんな恐ろしいお方ですか」「なあに、いい人間だよ」「でも、あなたのお話を伺うと……思い当ることがございますんで」「どんなこと」「きょうも、お通さんと仰っしゃる女子(おなご)が、泣いておりました」「あれはまた、泣虫でな、泣虫のお通さんというくらいなんだよ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...泣虫なのさ」「泣くの...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そんな泣虫のひとは嫌いだろう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...お通さんの泣虫を...
吉川英治 「宮本武蔵」
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