...このつむじ曲りの耄碌(もうろく)馬は...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...これは森権之進(ごんのしん)と云ふ中老のつむじ曲りで...
芥川龍之介 「虱」
...時としてはつむじ曲りだと世間に言われるような事もあったか知れない...
内田魯庵 「温情の裕かな夏目さん」
...いかにつむじ曲りの社会民主党と雖(いえど)も...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...つむじ曲りとしか名付けようのないやうな惡戲をした...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...つむじ曲りのところがあってね...
太宰治 「正義と微笑」
...坊さんがまつたくつむじ曲りにクルリとこまのようにまわつて...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...つむじ曲りの気質から...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...こんなふうにつむじ曲りの人間であることは...
中里介山 「大菩薩峠」
...つむじ曲りの、癇癪持(かんしゃくも)ちの、ひねくれ者のように見ている人もあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...知らぬ人は知らないつむじ曲りの町医者道庵なるものが...
中里介山 「大菩薩峠」
...かえって自慢の種にしているつむじ曲りもあるようである...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...頑固(ぐわんこ)一徹(てつ)で、つむじ曲りで、口やかましくて、少しケチで、そしてなか/\の商賣上手といふ評判の老人でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...常識家でゐながらつむじ曲りであつた...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...つむじ曲りなことをいう者が多くなっては来たが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...性格はつむじ曲りで...
吉川英治 「新書太閤記」
...すこしも彼のつむじ曲りは出なかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...もとより子供の頃から、好かない婆、つむじ曲りな婆、また、関ヶ原から村へ帰った後にうけた仕打(しうち)の憎さは、いちいち骨髄(こつずい)に徹しているが、由来この婆には、勝てないものという幼い時からの癖がついているので、時経(ときた)てば、あの時の無念さも、さほどではなくなっていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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