...義雄は渠に對してその法螺吹きの本性を暗に暴露してやる考へで...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...私が大法螺吹(おおぼらふ)きか何ぞの様に云(い)う...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...お前は僕を法螺吹(ほらふ)きだと思っているのに違いない...
太宰治 「新ハムレット」
...実は法螺吹きなんだ...
太宰治 「新ハムレット」
...人間(にんげん)を引掻(ひっか)いて殺(ころ)しをる!一二三(ひふうみい)で劍(けん)を使(つか)ふ駄法螺吹家(だぼらふき)め!破落戸(ごろつき)...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...彼は暴力の法螺吹(ほらふき)だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...すべての周旋屋に共通な法螺吹(ほらふ)きであると云う真相をよく自覚していると云う意味なんだから...
夏目漱石 「坑夫」
...しかし自分がわるくないのにこっちから身を引くのは法螺吹きの新聞屋をますます増長させる訳だから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...それで法螺吹は大変怒(おこ)って...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...人 姉妹旅人法螺吹きの泥棒少年所 森の近くの一軒家...
新美南吉 「ラムプの夜」
...「そんな災難が貴女に降りかかることはなかったのに! 私が貴女の周りにこんな法螺吹き女が近づかないように...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...法螺吹(ほらふ)き...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...デュパンの様子には法螺吹き(シャルラタヌリー)のようなところはちっともなかった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...勉助と同じやうに大法螺吹きで体裁屋の妹は...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...また法螺吹きの像ではなかつたことは幸せだつた...
牧野信一 「疑惑の城」
...俺は何といふ愚劣な法螺吹きであらう...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...支那でも地陥(じすべ)りと蛟と螺を相関わるものとしたのでその訳を一法螺吹こう...
南方熊楠 「十二支考」
...この法螺吹きの首を斬ってやる...
和辻哲郎 「鎖国」
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